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Channel: アヴァンギャルド精神世界
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丹田を錬る-2

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◎古神道の禊の神事-1

日本各地の神社神域で、今でも様々な禊の神事が行われ、出口王仁三郎から分派した古神道系新興宗教でもそれが行われているものと思う。

彼によると、日本には、大虚中に◎(ス)の言霊から生れ出た天之峯火夫の神(オメガでありアルファである)の聖代より今日に至るまで伝来した禊の神事がある。これは大体は次の5種のような形式で残っている。
この神事は、最奥の紫微天界の神々といえども一日も怠る事なく今日に及ぶ主要な行事である。そもそも禊は、大は治国平天下、小は修身斉家の基本である、とする。

1.振魂の行事
2.天の鳥船
3.雄健(をたけび)の禊
4.雄詰(をころび)の禊
5.伊吹の神事

これらには、身体運動と神名マントラの念唱、気合術もあって、神我一体の観想法もありながら、いずれも腹(肚)を作る狙いも意図されているという印象を受ける。
気合術の大家は植芝盛平だが、最近の時代はあまり気合のことは言わなくなった。

古神道行法全体としては、この外に鎮魂帰神があるわけだが、鎮魂帰神だけでは、肉身の人間としては健康も維持できず不健康となるため、この禊の神事のようなエーテル体、肉体を強化するタイプの行法が置かれている。このような肉体と精神のバランスをとる行法体系は、宗派を問わず伝統的な宗教では普通に見られるものである。

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