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Channel: アヴァンギャルド精神世界
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趙州無字の公案

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◎丹田を錬る-15

禅の代表的な公案州無門関の第一則が、趙州無字の公案。
この公案を師僧からもらったら、不定期に思うところの回答を師僧に報告し、正解と言ってもらうまで、正解を求めて苦吟しなければならない。

この公案は、『禅僧趙州に、ある僧が聞いた。
「犬にも仏性がありますか」。
趙州は答えた「無」。』と短い。

ペットの犬は可愛いものだが、しつけをちゃんとしないで成長した犬は手に負えないという。そんな犬にも仏性があるのだろうか。ラーマクリシュナは、悪人にも神性を見た。それと同様にワル犬にも神性があると見るのだろうか。仏性があれば、来世
では成仏できようが、仏性がなければ成仏ができないってこと?

また趙州の公案の回答は、同一質問でも相手が違えば、「有」だったり、「無」だったりするので、この公案の「無」も怪しいのではないかなどといろいろ考える。

ところが、実際に禅の合宿に参加した人の記録では、あにはからんやこんな風にはあまり悩まず、朝から晩まで大声で『ムームームー』とやっているというのを聞いたり読んだりする。
なんとジュニャーナ・ヨーガではなく、ムームーのマントラになっていたのだ。

『ムームームー』とやっていれば、内臓は活性化し、血流は良くなり、丹田が強化され、時にスワジスターナ・チャクラが百パーセント開顕する。

なお出口王仁三郎の言霊解では、『【む】は蒸し蒸して生し蒸生し息子娘を生むの意也。』である。

趙州も、まさか無字がマントラとして使われるとは思っていなかったかもしれない。

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