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霊界物語で火の雨について詳述している部分

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○霊主体従−辰巻 魂脱問答

出口王仁三郎は、霊界物語も含め、「火の雨」について、多くの箇所で散発的に言及している。その中でも最も集中的に「火の雨」について記述のあるのは以下の部分である。

『磐戸別の神は常世の国の西岸なる紅の港に漸く着いた。ここには四五の船人が舟を繋いで、色々の雑談に耽つてゐた。

甲『オイ、このごろの天気はちつと変ぢやないかい、毎日毎夜引き続けに大雨が降つて、河は氾濫し、家は流れ、おまけに何とも知れぬ、ドンドンと地響きが間断なくしてをる。初めの間は、吾々は浪の音だと思つてゐたが、どうやら浪でもないらしい。地震の報らせかと思つて心配してゐたら、今日で三十日も降り続いて、いつかう地震らしいものもない。この間も宣伝使とやらがやつて来よつて、地震雷火の雨が降つて、終末には泥海になると云つて居つたが、あるひはソンナ事になるかも知れないよ』
と心配さうに首を傾けた。

乙『何、火の雨が降る、ソンナ馬鹿なことがあるかい。雨ちう奴は皆水が天へ昇つて、それが天で冷えて、また元の水になつて天降つて来るのだ、水の雨は昔からちよいちよい降るが、火の雨の降つた例はないぢやないか』

『それでもこの前に、エトナの火山が爆発した時は、火の雨が降つたぢやないか』

『馬鹿云へ、あれは火の岩が降つたのだい。万寿山とやらの宣伝使が、天から降つたやうに偉さうに宣伝して居つたが、これもやつぱり天から降つた岩戸開けとか、岩戸閉めとか云ふぢやないか』

『火の雨が降らぬとも限らぬよ。この間も闇がり紛れに柱に行当つた途端に、火の雨が降つたよ、確に見たもの、降らぬとは言へぬ』

『そりや貴様、柱にぶつつかつて、眼玉から火を出しやがつたのだ。降つたのぢやない、打つたのだらう。地震雷と云ふ事あ、吾々神人は神様の裔だから、吾々自身そのものが神だ。それで自身神也といふのだ、さうして自身神也といふ貴様が、眼から火の雨を降らしたのだ。まあ世の中に、不思議と化物と誠のものはないといつてもゑい位だ』

丙『ソンナ話はどうでもよいが、この間海の向ふに大変な戦争があつたぢやないか』

丁『ウン、ソンナことを聞いたね。その時の音だらうよ、毎日々々ドンドン云ふのは』

『戦ひが終んでから、まだドンドン音が聞えるが、そりや何かの原因があるのだらう。竜宮島とやらには、天の真澄の珠とか潮満潮干の珠とかいふ宝が昔から隠してあるとかで、ウラル山のウラル彦の手下の奴らがその珠を奪らうとして、沢山の舟を拵へよつて、闇がり紛れに攻め付けよつたさうだ。さうすると沓島の大海原彦神とやらが、海原とか向腹とかを立ててその真澄の珠で敵を悩まさうとした。

しかしその珠は何にもならず、たうとう敵に取られてしまつたさうだよ。そして冠島一名竜宮島には潮満潮干の珠が隠してあつたさうだ。それもまたウラル彦の手下の奴らが攻めかけて奪らうとした。ここの守護神さまは、敵の襲来を悩ます積りで、また潮満とか潮干とかいふ珠を出して防がうとした。これもまた薩張役に立たず、とうたう冠島も沓島も、敵に奪られてしまつたと云ふぢやないか。珠々というても、なにもならぬものだね』

(中略)

『朝日は照るとも曇るとも 千尋の海は干くとも
 世界は泥に浸るとも 誠の力は世を救ふ』』

私が見るところ、ポイントは次のようなところと思う。
1.地震雷火の雨が降つて、終末には泥海になる。
2.戦ひが終んでから、まだドンドン音が聞える。
3.潮満潮干の珠も効果なく、冠島も沓島も敵に奪われる。

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