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Channel: アヴァンギャルド精神世界
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川面凡児の禊の神事

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◎振魂ハイなど

雄健(をたけび)の禊が、ネット動画にほとんど上がっていない。そこで明治時代の川面凡児の禊の神事を見てみる。

1.振魂の行事
 掌を十字に組み瞑目して渾身の力を込めて組んだ手を振り動かす。同時に伊吹を行う。
 一回のセッションは、1時間30、40分から2時間。午前三回、正午1回、午後三回の計七度。食事は五勺または一合の粥を日に2回。二日までは、飢餓感あるが、三日目の夕方になれば、全身軽妙になり、飢えを感じない由。

これは、振魂ハイなのだろうが、ほぼ一日中の振魂運動は、老人では無理かもしれない。

2.天の鳥船
特に言及なし

3.雄健(をたけび)の禊
 「生魂(いくたま)、足魂(たるたま)、玉留魂(たまたるたま)、何某(自分の名)常立命(とこたちのみこと)」を唱えながら、「天之沼矛を振りかざし、直立不動の姿勢を構える。」。天之沼矛は、人差し指と中指を立て、残り三指は曲げ、図上に構える。

4.雄詰(をころび)の禊
雄健の姿勢から「イーエッ」と発声しつつ、右手を左下に振り降ろし、「エーイッ」と、右手を左腰から頭上に戻す。邪神調伏し、神我一体となる。

5.伊吹の神事
 鼻から大気に満ちている神直霊(かむなおひ)を吸い込み、二分ないし二十分間息を止めて、神直霊の霊気を全身に巡らせる。
(以上出典:天皇の秘教/藤巻一保P201-210)

これは、出口王仁三郎の禊のやり方と川面凡児のそれと比較してどちらが優れているかということではなく、まず、出口王仁三郎と川面凡児のどちらが大神を知っていたか、あるいは両方とも大神を知っていたかを考えるべきであろうということ。

「二十分間息を止める」というのは、相当に呼吸も脈拍も落とさなければならないが、立位でそれをやるのは、一晩立って冥想していたソクラテス並みでないとできないのではないかと思う。

何某(自分の名)常立命(とこたちのみこと)は、本守護神のことだろう。それでもって神我一体となる。

大量に情報が流される現代においても、知識ですらも、適切に学ぶのは大切。いわんや無意識、エーテル体を操作する行法においておや。

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