Quantcast
Channel: アヴァンギャルド精神世界
Viewing all articles
Browse latest Browse all 3535

原爆投下・10秒の衝撃

$
0
0
◎人類は核戦争をやらずに至福千年を迎えられるのか

これは、NHKスペシャルの1時間番組だったのだが、ネットでyoutubeに上がっているのを見たもの。

これは、広島の原爆の爆発の最初の10秒に焦点を当てたドキュメンタリーだが、以下のような恐ろしげな話が連続する。

1.広島原爆の構造は、ウラン235のふたつの塊を円筒の左右に分けて配置し、片側をもう片側にぶつけると核分裂の連鎖反応が猛烈な速度で拡大する。ウランの合計量は多分6kgなどといわれているもの。

2.この段階では、原爆の外形はまだ爆発していないが、爆発直前には内部の温度は250万度に達する。この段階で可視光でもなく音もない中性子線が地上を襲う。

3.爆心地から130mの距離に2階建て木造家屋の1階で食事をしていた建具屋一家五人が居間で丸く坐って亡くなっていたが、これはこの致死量を超えた中性子線とそれが当たって瓦や壁から発生したガンマ線が、即死させたとみられる。
つまり、原爆爆発以前に爆心地から半径130m以内の人は、即死していたわけだ。熱線を浴びる前に。
これを見て、後に人間だけを殺す中性子爆弾を開発する政治家とマッド・サイエンティスト、それを容認する国民達。

4.こうして初めて原爆が炸裂するのだが、0.2秒後には火球の直径は310mとなり、表面温度は6,000度。その瞬間、高度567mから1,900 - 2,200度以上の熱線が地上に降り注いだ。
つまり、原爆被害の一半である火傷は、爆発から0.2秒後に発生したのであり、逃げるも隠れるもできない。

5.わずか0.2秒で、火球が310mになったため急速に圧縮された空気は、衝撃波という暴風を発生させ、それによって屋外にいる人は、何十人も空中に巻き上げられ落下した。また衝撃波により、爆心に近い木造家屋は瞬時に全半壊。広島地方気象台は爆心地の南3.7kmにあり、衝撃波は9.1秒後に到達したと推定された。そこでは椀型風速計が風速200mを観測したという。いわんやそれより爆心地に近い場所でおや。

きな臭い時代とは、そういうことが近い時代ということ。核兵器による恐怖の均衡で維持されてきた戦後76年。今や中ロの抬頭と核兵器の拡散で何でもありの時代となってきた。地球を一個の人間と見立てれば、様々な自殺の道具を集めて、それでもってこれから何をするのだろうと決めあぐねているような図。

人類は核戦争をやらなければ、その先のステップである全員が神知る時代に進めないのか。人類は核戦争をやらずに至福千年、みろくの世に進む方策はないのか。それが自分が神を知ることであるが、そのことですらどうすればよいのかすら、思いもよらない人間たちよ。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 3535

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>