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Channel: アヴァンギャルド精神世界
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藤井風 きらり 発売

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◎荒れ狂う季節の中をノストラダムス

2021年5月3日発売の藤井風のシングル“きらり”の歌詞の末尾
『荒れ狂う季節の中も 群衆の中も
君とならば さらり さらり
新しい日々もつたない過去も すべてがきらり』

これは、HONDA車のコマソンに使われているので、レジャーでの歓喜というつかみなのだが、『君』って誰?

ノストラダムスの予言詩集諸世紀の冒頭の四行詩二つ。
『真夜中に秘密の部屋に入り
ただ一人青銅のいすに休んでいると
かすかな炎が 静寂の中から飛びはねるようにして
私にすばらしきことを告げる

取りまく枝の中心で神から授かった杖を手にもって
私の足と杖を水にひたす
私の手は畏敬でふるえながら何かを待っている
すばらしきかな天なるものの輝き 神の霊がそこにましますことは』
(時の旅人ノストラダムス ミシェル・C・トゥシャール ボーダーランド文庫角川春樹事務所P122から引用)

最初の四行でノストラダムスはトランスに入る。青銅の椅子に座る冥想の姿勢。

次の四行で、足と杖に聖水をふりかけると、ビジョンが神からきらりとやってくる。

歴史上の大事件は、自分自身が体験したものではないので、まず伝聞で概要をイメージし、細部は想像で補う。ところが自分の体験した過去は、情けない自分にまつわるつたない思い出が深刻なので、さらりとはいかない。

そこで、『君』なる神がやってきたことを感じ、将来のビジョンを次々と見せられる。イエスが臨在しても、阿弥陀仏が御来迎しても、眠っていたり、スマホに眼をやっていて気がつかなかった無数の人がいる一方で、ノストラダムスは、ありありと見ていた。

『どこにいたの 探してたよ
連れてって 連れてって
何もかも捨ててくよ
どこまでも どこまでも』
彼は、何もかも捨てないと神の霊との合一は成らないのを、知っているが如くである。

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