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Channel: アヴァンギャルド精神世界
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チャクラと七つの身体−50

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◎肉体−33 ハイレベル・トランス−6
○トランス・テクノ・ダンスポップ
◎踊り念仏

最近のクラブで流されるダンス・ミュージックは、トランス系などと呼ばれ、シンセサイザー中心のテクノポップが大半になり、よくこんな感じの音楽で乗れるなあと驚いてしまう。やっぱりクラブ(昔のディスコ)は、ちょっとファンキーなロックに限るなんて思う。同じ踊るにしても、ハードなビートなビートが直接肉体に響いてくるのではなく、トランス系は、音に聞きほれるというような一歩引いた感じがあるのではないか。

でもって、踊りとトランスは日本には平安時代からの古い伝統があり、念仏者の空也が踊りながらの念仏を勧め、鎌倉時代になってからは、一遍が踊り念仏を盛んにして、今各町内で行われる盆踊りの起源は踊り念仏であるとされる。

踊り念仏の真髄は、踊っている自分が「南無阿弥陀仏」になりきるマントラ・シッディである。

クラブで長時間踊っている時に、ランニング・ハイみたいなダンシング・ハイも必ずあるんだと思う。けれども、むしろ踊り念仏にあっては、ダンシング・ハイの高揚感が何かを直観させるということよりは、踊り念仏の終りには肉体の力も限界に達し、歓楽を極めようとする情念の働きも気力が尽きることによって薄れていくが、その時に発生する肉体的心理的真空に何かかが起きることを期待していたのではないだろうか。

一遍が滋賀県守山市勝部の尼寺で、踊り念仏セッションをやっていたら、見物人が、悟っているくせにわざわざ踊りながら念仏を申すのはけしからんと声をかけた。

一遍の返歌は、ダンス・トランスの道は、とにかく踊り跳ねることであって、乗り乗りのわかる人にはわかるものであるというもの。
「はねばはね をどらばをどる 春駒の 乗り(法)の満ち(道)をば 知る人ぞ知る」

【ザ・ジャンプ・アウト 106】

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