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「本当の最後の勝負」で勝つ方法

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◎柔道男子100キロ級金メダルのウルフ・アロン

2020東京五輪柔道男子100キロ級で金メダルに輝いたウルフ・アロン(了徳寺大職)。彼の指導者の了徳寺大学柔道部の山田利彦監督の次の話に「本当の最後の勝負」で勝つ方法が出てくる。

『「自分で最終的に考えられないと、本当に最後の苦しいところの勝負はできないと考えている。無理くりやらさせても決して本物じゃない。いかに自分に気づいてやるかという部分は、こっちも我慢しながらやっているつもり」』(https://the-ans.jp/tokyo-olympic/177914/から引用)

これは、禅など冥想修行でも出てくる。自分の本気の部分、意識の深みを何層も玉葱の皮を剝くように剝いていく。
ある一定の層までは、指導者、マスター、師匠、グル、老師が剝いてあげることはできるが、最後の一枚は自分でやるしかない。

最後の一枚に至るところまで、手取り足取りで本人にその気がなければ、最後の一枚だけ自分でやるなど思いもよらぬ。

まして『やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやる』(山本五十六)などは論外である。

自分で考える習慣、性向を持っている人は存外に少なく、一説には20人に1人などとも言われる。この時代は、ほっておくとマスコミやスマホそしてマインド・コントロールされた隣人たちによる洗脳の影響が甚だしく、自分で考える人は20人に1人よりはるかに少ないのかもしれない。

よって自分で考え自分で気づく、習慣は最後になってからではなく最初から養わなければならない。

そうは言っても禅語録で見るような木で鼻をくくったような応対は、甘やかされた現代人にはとっつきにくいものだ。

無門関の第三十則 即心即仏
大梅がグルの馬祖に質問した。「仏とは何か?」
馬祖は、「即心是仏」と答えた。

※即心即仏と即心是仏は同義。とりつくしまはないが、必死に捜して見れば、とりつく木の根1本、ボルダリングならホールド一個はあるものだ。

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