◎トースとダンテスの合体と伊都能売(いづのめ)-5
ある日、ラーマクリシュナが大実母(マ―)に幻視させられた。
『あたり一面、四方八方にシヴァとシャクティがいるんだ。シヴァとシャクティが交接(まじわ)っているんだ。人間、あらゆる動物や草木、全部の中に、あのシヴァとシャクティがいるんだ!プルシャ(男性原理)とプラクリティ(女性原理)!その二つの交接(まじわり)!』
(人類の知的遺産ラーマクリシュナ/講談社P340-341から引用)
※シヴァはヒンドゥー教の最高神でシャクティはその妻神。
サーンキヤ哲学では、第六身体アートマンをことさらにプルシャ(男性原理)とプラクリティ(女性原理)と分けて説明。ラーマクリシュナのように世界全体を見た際に、このようなビジョンが起こり得る。いずれにしても『有』の世界の話。
この延長線上に態度としての好き嫌い、えり好みをしない(禅の三祖僧さんの信心銘)というのが出てくる。インド人はそうした悟りを実現した個人の姿勢までは興味が少ないのだろう。
ある日、ラーマクリシュナが大実母(マ―)に幻視させられた。
『あたり一面、四方八方にシヴァとシャクティがいるんだ。シヴァとシャクティが交接(まじわ)っているんだ。人間、あらゆる動物や草木、全部の中に、あのシヴァとシャクティがいるんだ!プルシャ(男性原理)とプラクリティ(女性原理)!その二つの交接(まじわり)!』
(人類の知的遺産ラーマクリシュナ/講談社P340-341から引用)
※シヴァはヒンドゥー教の最高神でシャクティはその妻神。
サーンキヤ哲学では、第六身体アートマンをことさらにプルシャ(男性原理)とプラクリティ(女性原理)と分けて説明。ラーマクリシュナのように世界全体を見た際に、このようなビジョンが起こり得る。いずれにしても『有』の世界の話。
この延長線上に態度としての好き嫌い、えり好みをしない(禅の三祖僧さんの信心銘)というのが出てくる。インド人はそうした悟りを実現した個人の姿勢までは興味が少ないのだろう。