◎危険が多い道だが、師だけが罠、落とし穴を知る
スペシャルな価値ある情報であればあるほど、書き記したら終わりになる。
呂洞賓の手に成る太乙金華宗旨は、周天による窮極について記したものだが、OSHOバグワンは、書いたら終わりであることを強調する。
『今のところ原子力の秘密は大衆から隠されている。ひとたびその秘密が大衆に漏れはじめたらひじょうに危険なことになる。もし原子爆弾を密かにつくることができるようになったら、すさまじい混沌が引き起こされずにはすまない。原子力の研究に関しては厳重に秘密が守られている。
それとまったく同じようにして、この書物は、”内なる爆発“をもたらす最も潜在力のある技法のひとつをあなたに教える。何世紀にもわたって、その秘密は守られ—師弟のあいだでのみ、内密に弟子たちに授けられた。
そしてとりわけこの秘教学派の門人たちは本を書きたいという誘惑をいっさい退けた。実際、世界のあらゆる宗教が、その霊的な教えを書き記すことを長いあいだ潔しとしなかった。
何かが口頭で伝えられるときには、ある種の美しさがある。それは生きている―――それがひとつ―――師がその背後にいるからだ。それは生命を失った言葉ではない。その言葉には魂、翼がある。師の体験がそれを支え、師がその証人となる。
それはたんなる空論ではない。ただの哲学ではなく、実存的な、体験される、生れる何かだ。そして師は旅路を終えている。彼は道に横たわる数々の危険を知っている。彼は罠を知っている。彼は人々が道をはずれる地点を知っている。そして師は、弟子が道をはずれることがないようにあらゆる手を尽くす。』
(黄金の華の秘密/和尚/P12-13から引用)
この文献考証全盛の時代、テクスト偏重の時代に、記録は科学的手法と推論の基礎や結果かもしれないが、口伝こそパワーある真理を伝える唯一の手法だと敢えて主張する。
twitter,facebookなどSNSには膨大なテクストが溢れるが、テクストになった瞬間に、真理の命の息吹は失われる。
正師の片言隻句、行住坐臥に窮極の息吹はこぼれ落ちるものであり、縁あって正師の侍者や後継者となれる人物はうらやましいと思う。
だが、本当に悟りを得ようとする者は、冥想フリークと言われようが何だろうが、あらゆる書籍に目を通し、坐法を試してみるものではある。
スペシャルな価値ある情報であればあるほど、書き記したら終わりになる。
呂洞賓の手に成る太乙金華宗旨は、周天による窮極について記したものだが、OSHOバグワンは、書いたら終わりであることを強調する。
『今のところ原子力の秘密は大衆から隠されている。ひとたびその秘密が大衆に漏れはじめたらひじょうに危険なことになる。もし原子爆弾を密かにつくることができるようになったら、すさまじい混沌が引き起こされずにはすまない。原子力の研究に関しては厳重に秘密が守られている。
それとまったく同じようにして、この書物は、”内なる爆発“をもたらす最も潜在力のある技法のひとつをあなたに教える。何世紀にもわたって、その秘密は守られ—師弟のあいだでのみ、内密に弟子たちに授けられた。
そしてとりわけこの秘教学派の門人たちは本を書きたいという誘惑をいっさい退けた。実際、世界のあらゆる宗教が、その霊的な教えを書き記すことを長いあいだ潔しとしなかった。
何かが口頭で伝えられるときには、ある種の美しさがある。それは生きている―――それがひとつ―――師がその背後にいるからだ。それは生命を失った言葉ではない。その言葉には魂、翼がある。師の体験がそれを支え、師がその証人となる。
それはたんなる空論ではない。ただの哲学ではなく、実存的な、体験される、生れる何かだ。そして師は旅路を終えている。彼は道に横たわる数々の危険を知っている。彼は罠を知っている。彼は人々が道をはずれる地点を知っている。そして師は、弟子が道をはずれることがないようにあらゆる手を尽くす。』
(黄金の華の秘密/和尚/P12-13から引用)
この文献考証全盛の時代、テクスト偏重の時代に、記録は科学的手法と推論の基礎や結果かもしれないが、口伝こそパワーある真理を伝える唯一の手法だと敢えて主張する。
twitter,facebookなどSNSには膨大なテクストが溢れるが、テクストになった瞬間に、真理の命の息吹は失われる。
正師の片言隻句、行住坐臥に窮極の息吹はこぼれ落ちるものであり、縁あって正師の侍者や後継者となれる人物はうらやましいと思う。
だが、本当に悟りを得ようとする者は、冥想フリークと言われようが何だろうが、あらゆる書籍に目を通し、坐法を試してみるものではある。