◎睡眠時の副守護神
ルドルフ・シュタイナーは、夜眠っている時、肉体と共存しているのがエーテル体だけで、アストラル体とメンタル体は体外離脱していると説く。更に自分のアストラル体とメンタル体以外の微細な存在が肉体に侵入してきて、本来アストラル体がカバーする神経、メンタル体がカバーする血液をフォローするとする。
これは自分以外の第三者の微細ボディが睡眠時の肉体の面倒をみているというのは、一見して奇矯な説かもしれないと思われる向きもあろうが、さに非ず。出口王仁三郎もその存在を指摘している。
それが出口王仁三郎の云う副守護神である。
副守護神は、霊界物語では、副守として頻繁に言及され、人間の悪しき行動の原因となっているとして、悪玉扱いとなっている場面が多いが、それは、他から憑依した悪玉微細ボディであって、個人を一生エスコートしている副守護神とは別のもののようである。
以下は、ルドルフ・シュタイナーの説明の続き。
『物質的本性は同じものにとどまるので、物質体はそれ自身として存続します。夜間、エーテル体は物質体のなかにとどまるので、腺組織も存続できます。しかし神経組織は、主人であるアストラル体に去られます。そのとき物質体のなかに何が生じるかを、透視意識によって明らかにしたいと思います。
人間のアストラル体が夜、物質体とエーテル体から出ていくのと同じ分だけ、神的−霊的なアストラル体がベッドの上に横たわる身体のなかに入ってきます。血液組織についても同じことが言えます。神的−霊的な自我が入ってきて、血液組織の面倒を見ます。こうして、人間は夜も四つの構成要素から成る存在なのですが、昼間とは異なって、神的−霊的なものが人間のなかに生きています。高次の存在たちが、ベッドの上の人間の物質体とエ−テル体のなかに入ってきているのです。
そして朝、人間のアストラル体と自我がエーテル体と物質体に帰ってくると、人間の小さなアストラル体が、神的−霊的な力強いアストラル体を追い出します。血液組織においても同じことが生じます。夜のあいだ血液組織の面倒をみていた神的−霊的な自我を、人間の自我が追い出します。
私たちの周囲には、いつも神的−霊的な存在たちがいます。神的−霊的な存在たちは、昼間は退かなくてはなりません。私たちの自我とアストラル体は夜、退きます。そして、人間は眠ります。
神的−霊的存在たちは昼間眠るのです。神々の眠りと人間の眠りが完全に対応しています。神的−霊的なアストラル体が夜、ベッドに横たわる人間の物質体とエ−テル体のなかに入ってきて、朝になると出ていきます。人間の自我とアストラル体は夜、物質体とエーテル体から去っていき、朝になると戻ってきます。
神々が昼間眠るということが感じられていた名残りが、宗教のなかにもあります。真昼に教会を閉める国々があります。真昼に神々は最も深く眠っているからです。』
(精神科学から見た死後の生/風涛社/ルドルフ・シュタイナ−P30−32から引用)
更に出口王仁三郎の「夢の話」
『夢の話
〔問〕霊界と夢の世界とは違ひますか。
〔答〕それは違ふ。副守護神は己の欲せんとする事でも覚醒時には正守護神に制せられ思ふ儘に行ふ事が出来ぬ。肉体の睡眠せる時は正守護神は肉体を副守護神に任して、肉体々、離れて他に活動するか、共に熟睡するので、此時副守護神は自分の天下が来たいふので自分の思うままに外的精神が活動するのが夢である。
たとへば自分の意中の女があつても覚醒時には種々の制裁があつて思ふ様に言ひ寄る事が出来ぬ。さういふ揚合、肉体が眠りにつくと副守は何ものにも制せられないので、自分の思ふ存分に活動するのである。昔から聖人に夢なしといふ様に、本守護神、正守護神の働きは普通夢となつては現はれないものである。
時に神夢とか正夢とかはあるけれども、之は滅多にあるものではない。神夢とか正夢とかになると、其儘其通りに実現するもので、制断を要する様な夢は副守護神の働きである。』
(出口王仁三郎全集第五巻 P.558 瑞言祥語から引用)
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ルドルフ・シュタイナーは、夜眠っている時、肉体と共存しているのがエーテル体だけで、アストラル体とメンタル体は体外離脱していると説く。更に自分のアストラル体とメンタル体以外の微細な存在が肉体に侵入してきて、本来アストラル体がカバーする神経、メンタル体がカバーする血液をフォローするとする。
これは自分以外の第三者の微細ボディが睡眠時の肉体の面倒をみているというのは、一見して奇矯な説かもしれないと思われる向きもあろうが、さに非ず。出口王仁三郎もその存在を指摘している。
それが出口王仁三郎の云う副守護神である。
副守護神は、霊界物語では、副守として頻繁に言及され、人間の悪しき行動の原因となっているとして、悪玉扱いとなっている場面が多いが、それは、他から憑依した悪玉微細ボディであって、個人を一生エスコートしている副守護神とは別のもののようである。
以下は、ルドルフ・シュタイナーの説明の続き。
『物質的本性は同じものにとどまるので、物質体はそれ自身として存続します。夜間、エーテル体は物質体のなかにとどまるので、腺組織も存続できます。しかし神経組織は、主人であるアストラル体に去られます。そのとき物質体のなかに何が生じるかを、透視意識によって明らかにしたいと思います。
人間のアストラル体が夜、物質体とエーテル体から出ていくのと同じ分だけ、神的−霊的なアストラル体がベッドの上に横たわる身体のなかに入ってきます。血液組織についても同じことが言えます。神的−霊的な自我が入ってきて、血液組織の面倒を見ます。こうして、人間は夜も四つの構成要素から成る存在なのですが、昼間とは異なって、神的−霊的なものが人間のなかに生きています。高次の存在たちが、ベッドの上の人間の物質体とエ−テル体のなかに入ってきているのです。
そして朝、人間のアストラル体と自我がエーテル体と物質体に帰ってくると、人間の小さなアストラル体が、神的−霊的な力強いアストラル体を追い出します。血液組織においても同じことが生じます。夜のあいだ血液組織の面倒をみていた神的−霊的な自我を、人間の自我が追い出します。
私たちの周囲には、いつも神的−霊的な存在たちがいます。神的−霊的な存在たちは、昼間は退かなくてはなりません。私たちの自我とアストラル体は夜、退きます。そして、人間は眠ります。
神的−霊的存在たちは昼間眠るのです。神々の眠りと人間の眠りが完全に対応しています。神的−霊的なアストラル体が夜、ベッドに横たわる人間の物質体とエ−テル体のなかに入ってきて、朝になると出ていきます。人間の自我とアストラル体は夜、物質体とエーテル体から去っていき、朝になると戻ってきます。
神々が昼間眠るということが感じられていた名残りが、宗教のなかにもあります。真昼に教会を閉める国々があります。真昼に神々は最も深く眠っているからです。』
(精神科学から見た死後の生/風涛社/ルドルフ・シュタイナ−P30−32から引用)
更に出口王仁三郎の「夢の話」
『夢の話
〔問〕霊界と夢の世界とは違ひますか。
〔答〕それは違ふ。副守護神は己の欲せんとする事でも覚醒時には正守護神に制せられ思ふ儘に行ふ事が出来ぬ。肉体の睡眠せる時は正守護神は肉体を副守護神に任して、肉体々、離れて他に活動するか、共に熟睡するので、此時副守護神は自分の天下が来たいふので自分の思うままに外的精神が活動するのが夢である。
たとへば自分の意中の女があつても覚醒時には種々の制裁があつて思ふ様に言ひ寄る事が出来ぬ。さういふ揚合、肉体が眠りにつくと副守は何ものにも制せられないので、自分の思ふ存分に活動するのである。昔から聖人に夢なしといふ様に、本守護神、正守護神の働きは普通夢となつては現はれないものである。
時に神夢とか正夢とかはあるけれども、之は滅多にあるものではない。神夢とか正夢とかになると、其儘其通りに実現するもので、制断を要する様な夢は副守護神の働きである。』
(出口王仁三郎全集第五巻 P.558 瑞言祥語から引用)

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