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Channel: アヴァンギャルド精神世界
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兵法書三略から-1

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◎神と同じポジションに居てバランス調整

ロシアのウクライナ侵攻で、TVには毎度軍事評論家が出演する時節になってしまった。兵法書と言えば、孫子、六韜、三略などであるが、その中で老子の影響が強いと言われるのが三略。三略は「柔よく剛を制し、弱よく強を制す」という言葉で有名。

『大意:
およそ物事は、きっかけがなければ知りようがない。
ところが天地のはたらきは霊妙であって、万物とともに推移し、つねに変化してやまない。
(戦においても)敵の動きに対応して、決して先制攻撃せず、自在に対応しなければならない。
そうあってこそ、大きな事業を企画し、天の威力をサポートし、八卦(乾(天)・兌(沢)・離(火)・震(雷)・巽(風)・坎(水)・艮(山)・坤(地))を匡正し、周辺異民族を平定できる。
このように計画できる者が帝王の師である。』

『訓読:
端末いまだ見(あらわ)れずんば、人能く知るなし。天地は神明にして、物と推移し、変動して常なし。
敵に因って転化し、事の先とならず、動けばすなわち随う。故に能く無彊を図制し、天威を扶成し、八極を匡正し、九夷を密定す。此の如く謀る者は、帝王の師たり。』

古代中国の謀臣は、秦の始皇帝の参謀張良に見るように間違いなくクンダリーニ・ヨーギであり、かの諸葛孔明も天候操作したように、観天望気から何かのきっかけを用いて将来を占断することまで普通にやっていた。

『天威を扶成し、八極を匡正し』とは、神と同じポジションに居て、世界全体のバランス調整するという意味であって、皇帝の補佐をするには、当然に大悟覚醒していなければならないということ。

IT活用や殺人ドローンやミサイルでバンバン無辜の人を殺害し、家を破壊し、金品を奪うなどということは三略には書いていない。まずは悟りである。

また先制攻撃しないというのは、合気道も同じ。


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