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Channel: アヴァンギャルド精神世界
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筒男メモ-4

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◎筒之男命の説明

現界を浄化修祓する筒之男命の説明。
『筒之男命
 【ツツノオ】の言霊は、大金剛力を具有し、以て正邪理非を決断し、水の元質を発揮して、一切の悪事を洗ひ清め、霊主体従日本魂の身魂に、復帰せしめ玉ふてふ神名であります。

茲に底中上の神と命とが区別して載せられて在るのは、大に意味のある事である。古典は霊を称して神と言ひ、体を称して命と言ふ。神とは幽体、隠身、即ち【カミ】であつて、命とは体異(みこと)、体別(みこと)、即ち身殊(みこと)の意味である。後世の古学を研究するもの、無智蒙昧にして、古義を知らずに神と命を混用し、幽顕を同称するが故に、古典の真義は何時まで研究しても、分つて来ないのであります。

又底とは最も下級の神界及び社会であり、中とは中流の神界及び社会であり、上とは上流の神界及び社会を指すのである。故に綿津見神は底中上の三段に分れて、神界の大革正を断行し玉ひ、筒之男命は、同じく三段に分れて、現社会の大革正を断行し玉ふ御神事であります。』
(霊界物語第10巻第三十章言霊解四から引用)

神界の大変革を起す結果、国津神と天津神の入れ替えが起こったりする。さらに現社会の大革正を断行する結果、飢餓疫病戦争が起こったり、地震津波大噴火洪水などが起こったりするが、
こうしたものは、人類個々人の身勝手な欲望の集大成の結果であって、人間自身がひき起こしているものである。つまりマクロ規模で因果応報が起こっているのである。

現代の物質主義や「肉体だけが人間である主義」の学者や世俗の人は、戦争も疫病も飢餓も天変地異も人間の左右できるものではないと信じているが、豈図らんや各々自分自身の日々の思想、想念、欲望、行動の結果である。

よって地球全体の運命を考えるに、70億人の日々の行住坐臥の結果がウクライナでの戦争だったり、日本国民半数の貧困な生活の一方でスーパーリッチを崇め、ブランド品を求める跛行的ライフ・スタイルであると見れば、人類の運命改善とはこうしたライフ・スタイルを改めることである。しかしながら、そのライフ・スタイルを構成するステイクホルダー(利害関係者、既得権者)とは、国民一人一人のことである。このステイクを排除するための時代の革正にさいしては、日本人は、戊辰戦争やら西南戦争、応仁の乱や関ヶ原、丹波篠山に至るまで日本人同士でも血みどろの戦をするものだから、第二次世界大戦も次も外国の手によって立替と言われる。

さて人間として肉体を持って生活する以上は、厳しく見れば日々悪事を犯さずにはいられないのだが、それを上回る善行を日々積んでいくしか、自分のできることはない。だが、聖賢の見解は、そのようなカルマ・ヨーガよりも、神仏を体して生きる、無私に生きる、神仏ともに生きるほうが、効果が大とする。それは、神仏を体験し悟りを持って生きる場合、一挙手一投足が善であり、世界全体を正しい方向に向けさせる影響があるからである。

出口王仁三郎は、筒之男命というテクニカル・タームについて浄化修祓の効能に絞って、このようにごく簡単に述べるに止まる。ところが、見る目のある人は、その真義は、蛇足にも見える、『墨江の三前の大神(スミノエノミマヘ)』、『宇都志日金拆命』《うつしひかなさくのみこと》、『阿曇の連(アヅミノムラジ)』という言霊の説明にあることに気がつく。

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