筒男メモ-4
◎筒之男命の説明 現界を浄化修祓する筒之男命の説明。 『筒之男命 【ツツノオ】の言霊は、大金剛力を具有し、以て正邪理非を決断し、水の元質を発揮して、一切の悪事を洗ひ清め、霊主体従日本魂の身魂に、復帰せしめ玉ふてふ神名であります。...
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◎墨江の三前の大神 問題の追加の説明部分。 『『墨江の三前の大神』 【スミノエノミマヘ】の言霊を解説すると、 【ス】は、真の中心也、本末を一轍に貫ぬく也、玉也、八咫に伸び極まる也、出入の息也、不至所(いたらざるところ)無く不為所(なさざるところ)無き也、天球中の一切也、八極を統ぶる也、数の限り住む也、安息の色也、清澄也、自由自在也、素の侭也。 【ミ】は、瑞也、満也、水也、体也。...
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◎宇都志日金拆命(うつしひかなさくのみこと) 古事記では神界の禊ぎをされるのが、綿津見神であって、その子が宇都志日金拆命。宇都志日金拆命のそのまた子孫が、阿曇の連。神界と言えば自分とまったく関わり合いがないと思うかもしれないが、神界とは自分の無意識の世界の一部であって、死の世界の一部である。 『宇都志日金拆命...
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◎阿曇の連 『阿曇の連 【アヅミノムラジ】の名義は、天之御中主神の霊徳顕はれ出でて、至治泰平の大本源となり、初頭となり、大母公《だいぼこう》の仁徳を拡充し、大金剛力を発揮して、大造化の真元たる神霊威力を顕彰し、純一実相にして、無色透明天性その侭の位を定め、万民を愛護して、月の本能を実現する真人と曰ふことが、【アヅミ】の活用である。...
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◎瑞の神歌 古事記言霊解の最後に出て来るのが、瑞の神歌。瑞の神歌は例の予言歌瑞能神歌と連動する。 『瑞の神歌 霊幸《たまちは》ふ神の心を高山の 雲霧分けて照せたきもの 日の光り昔も今も変らねど 東の空にかかる黒雲 この度の神の気吹《いぶき》の無かりせば 四方の雲霧誰か払はむ 葦原に生ひ繁りたる仇草を 薙払《なぎはら》ふべき時は来にけり...
View Article冥想は秘教的個人的だが科学的真理である
◎万人が自分個人の体験として追認する 冥想、瞑想は個人的体験であり、特にニルヴァーナの神人合一は、もはや体験とは言えない体験である。一方見神、見仏、見道は、見ている自分が残っているので、体験である。...
View Article楽をする-サンダカン八番娼館からウクライナ戦線
◎人格とか尊厳とか人権とか サンダカン八番娼館望郷は、名前だけは知っていたが、若い時には見れなかった映画の一つ。大作であって見るのに根気が要った。 天草出身の若い女性がボルネオ(カリマンタン...
View Articleドン・ファン・マトゥスの戦士の運命
◎自分の運命は謙虚に受け入れなさい 戦士とは冥想修行者のこと。 『ドン・ファンには、自分の運命は謙虚に受け入れろということを私は教えられていた。...
View Article孤雲懐奘
◎一毫は問わず、如何なるか是れ衆穴 孤雲懐奘は、道元より2歳年上だったが、53歳で没した道元に比し長命で82歳まで生き永平寺を盛り立てた。 1129年11月頃、懐奘は、道元に最初に会って3日ほどは、道元の見解が自分のそれと一致していることに喜んでいたが、さらに何日かすると自分の見方とは異なることに気づき、更に精進することにした。...
View Article主一無適
◎敬うとは慎む 主一無適は、『論語集注』(朱熹撰)の學而第五にある言葉。敬うとはどういうことかを述べている。 まず論語原文。 『大意:孔子がおっしゃられた。 「大国を治めるには、政治を慎んで行い、民の信頼を得なければならない。 財を節制して、人民を愛し、苦しめてはならない。 農民に賦役を課すときには、農繁期を避けなければならない」』...
View Article弱喪にして帰るを知らざる者
◎死を嫌う人たち 荘子は、斉物論篇で、死を憎むとは、「弱喪にして帰るを知らざる者」のようなものだ、と言っている。弱喪とは、若(弱)年にして家郷を失った者のことで、若い時に郷里を出たが、長じて老いて帰る場所がわからなくなった人のことを、死を悪(にく)む者という。...
View Article悟っていないマスターは危ない
◎中心疑う者は、その辞(じ)枝(わか)る 易経の全体の構想を論じた繋辞下伝に、悟っていないマスターは危ないという記述がある。 それは、『中心疑う者は、その辞(じ)枝(わか)る』という部分。つまり宇宙の中心、本質が本当にはわかっていない人物は、言っていることが枝分かれして辻褄が合わないということ。...
View Article老子、戦争を悪(にく)む
◎一人のできることは多寡がしれているが 老子は只管打坐タイプの覚者だが、戦争への言及が多い。その一つ『大意:道を以って君主を補佐する者は、軍事力で天下を牛耳らない。軍事力には弊害が多い。戦争が発生した場所は荒廃し、大きな戦争があった後は、必ず飢饉不作の凶年となる。』 『書き下し:...
View Article心の散乱が苦痛と憂鬱と肢体の動揺と吸気と呼気を起す
◎ヨーガ実践者は空虚感を克服して、永遠に充実しているブラフマンに進入合一する ヨーガ・スートラ1章31『苦痛と憂鬱と肢体の動揺と吸気と呼気とは、〔心の〕散乱に伴うものである。』 これについてヴィヤーサの註解。 『〔ヴィヤーサの註解〕...
View Articleユダヤ人を迫害したことのない日本
◎ユダヤ通の少ない日本 日本は、ユダヤ人を迫害したことがない数少ない国なのだが、そのことは日本人よりユダヤ人の方がよく知っているらしい。 最近は、大金持ちのユダヤ人とそうでないユダヤ人がいて、彼らの政治行動は異なるらしいということが知られて来た。欧米でも、アメリカでも。...
View ArticleOSHOバグワン似の王駘
◎明鏡止水 荘子もOSHOバグワンも本人の悟境は相当なものだが、弟子の育成にはあまり熱心とは言えない。そうした人物の一人が荘子徳充符篇に出て来る王駘。 覚者ならば、一人でも半人でも後継の覚者を打ち出すことが、絶対的な使命であるように言い慣わすのが常だが、荘子もOSHOバグワンも一休あたりもその点で異端と言えば異端と言えよう。...
View Articleフリーメーソンで人間が神に成る
◎男と女は神にまでいたる 『フリーメーソン 西欧神秘主義の変容/吉村正和/講談社現代新書』には、繰り返しフリーメーソンの最終的に目指すところがはっきりしないことが述べられている。 モーツァルトの魔笛は、フリーメーソンの狙いが描かれているものとして有名だが、人間が神になるというくだりは、次のようにあっさりしたものだ。 『愛の目的があきらかにしているのは 女と男よりも高貴なものはないということ、...
View Article民主主義とグローバリズム
◎自由と平等と、悟りへの仕掛け 民主主義社会は、個人の人権を認め、その欲望の実現をサポートするものであるから、マニピュラ・チャクラにシンボライズされる自己実現の格好の土壌たり得る。...
View Article本山博の宗教経験の進化
◎浅い霊感から神人合一まで 本山博は、神秘体験は次のように進むと見る。 1.霊感 さる夫人が、いつも乗るバスが来たが、自分でも無意識のうちに、すいているのに乗らずに見送った。まもなく、そのバスは衝突事故を起こした。 2.第一段階の宗教経験 神の力に心身が満たされた感じを受ける。 3.第二段階の宗教経験 (1) 無意識的無感覚的脱自状態...
View Article七つの身体をそれぞれ確認する方法
◎ハードルは高いが 世間体と虚栄に生きていない数パーセントの人へ。 七つの身体をそれぞれ確認する方法については、過去足掛け18年のブログにバラバラに書いてはいるのだが、次のように考えている。 七つの身体のうち、悟りとされるのは、アートマンとニルヴァーナ。だからと言って、肉体→エーテル体→アストラル体→コーザル体→アートマンと進む順路で行くわけではない。...
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