Quantcast
Channel: アヴァンギャルド精神世界
Viewing all articles
Browse latest Browse all 3535

民主主義とグローバリズム

$
0
0
◎自由と平等と、悟りへの仕掛け

民主主義社会は、個人の人権を認め、その欲望の実現をサポートするものであるから、マニピュラ・チャクラにシンボライズされる自己実現の格好の土壌たり得る。

ところが、国家を破壊する方向性とは、自由の名の下に国民一人一人に自由な願望実現を、なるべく無限に認めさせることである。どんな願望でも認めさせるということを下支えするためには、万人が平等であるという権利意識を強めることである。これは民主主義国家では普通に見られる事象だが、国家破壊を招かないために、法と秩序で国側はたがを締める。

かくして年々歳々、自由と平等の権利主張が強化されていき、民主主義国家の個人へのくびきが緩められていくと、やがてグローバリズム、世界政府のようなものが発生、跋扈跳梁していくこととなる。
そうしたものが起こる時期には、なぜか空を飛行機が飛び、海中を潜水艦が走る程度に物質文明も併せて発展しているもの。
こうしたビジョンを世界の幻視者は、洋の東西を問わず見ているもので、伝承されてもいる。

マニピュラ・チャクラの自己実現が極まれば、アナハタ・チャクラの愛に進むしかない。「愛」は、自分の自分勝手な願望の巨大さに自分そのものが絶望の極みに追い込まれた先にしか起こらない。

自意識の頂点では、英雄の夢が破れないと「愛」には到達しないのだ。

グローバリズムとは、外形的なものであるが、一旦は絶望に追い込まないと人間は悟れないということを見越した仕掛けなのかもしれない。

その一方で、冥想修行者ならば、冥想プロセスに「絶望に追い込む仕掛け」があることも承知しているものだ。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 3535

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>