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Channel: アヴァンギャルド精神世界
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『悟り』革命に出ていく

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◎少数なる求道者

現代社会には、独裁国家もあるが、軍備・警察と法秩序による民主主義によって成る国が多い。

歴史上の年代特定のできる数千年前から、世俗の王を最大権威とし、高級神官による宗教権威は少々認めるという形式がメジャーであった。よって、世俗の権威を犯して民草が好き勝手に最高の神仏を崇拝しつつ独自共同体に盤踞することは認められず、圧迫されたものだ。

中国ではこの秩序を儒教思想で維持し、日本では、儒教と天皇制で維持してきたところがある。

桃山時代に刑死した大泥棒石川五右衛門の所説は、『官位とは衣服と冠。それを着けていれば誰でも貴族扱いされる』(歴史の愉しみ方/磯田道史/中央公論新社P160から引用)であり、天皇位の簒奪や三種の神器の奪取まで狙っていたという。これは、あまりにも為政者にとっては刺激的な説であり、江戸時代まで禁書となっていた由。

さて冥想修行者、求道者にとって最高の権威は悟りという経験とはいえない経験を経た人、あるいは第七身体ニルヴァーナを体験した人のこと。
ニルヴァーナの体現者が、世俗トップの王者と対面し、ぎこちない会話をするシーンは史上いくつかあって、達磨の6世紀梁の武帝との対面や、大燈国師の花園上皇との対面のシーンなどがある。

現代に言われている、アクアリアン・エイジとは、普通の人が普通に悟りを開く時代。それは、普通の人側が、既存の世俗権威のトップを信用しなかったり、従わなかったりすることにつながっていく。

スピリチュアルな権威者というのは、世俗の権威とそれを奉ずる大衆にとって何かと不都合なものであるから、イエス・キリストのように十字架で刑死させられたりもする。

これから、悟りを開く人が続々と出てくるということは、世間的にはやや隠れざるを得ない人が静かに増えていくということ。

(このブログでは悟りとは何かは、かなりの量で論じてきた。

【夢と真実】
【ザ・ジャンプ・アウト】

湾岸戦争の辺りから、戦争の外部委託、業務委託などということが言われて、委託業者が死んでも戦死者には計上されないとか聞いたもの。ISもそうした業者で、ウクライナ戦争における民間軍事会社ワグネルはロシアの委託業者であるという説もあり、グローバルな戦争屋さんもあるものだと知った。こうした業者の特徴は、サステイナブルな経営と安定的高収益なので、業者同士の戦争はなかなか終わらない方向になりがちになるのだそうだ。こうした業者が核を持つともっと厄介だとは誰でも想像できるが、世俗勢力と世俗勢力の争闘はそういう面倒な展開を深めているのだろう。

そうした背景において、人間の進化とは、あくまで各人が無限光明、ニルヴァーナに至ること。世俗勢力同士が相互の抗争で、ほとんどの資源をそれに向けざるを得ないということで、大衆へのコントロールをITで強化していく一方で締め付けの実態は弱体化していくということがあるのではないか。
そうした中で、少数なる求道者は着々と自己の探求を進め、来るべき時代への準備を進めていくのだろう。

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