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芸術、インスピレーション、超能力

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◎枝と葉の広がり

アストラル体的なものは、幹ではなく、枝葉である。

十牛図の一円相に行き着いた修行者は、最後には酒とっくりを片手に陋巷に戻ってくるように、またあらゆる宇宙、あらゆる次元を突破した中心太陽へのパイロットが最後には地球に残された肉体に帰還するように、ピーク体験は、悟りという幹だけでなく、最後は枝葉に帰ってくる。

しかしながら只管打坐系のメディテーションでは、枝葉には価値を認めないという姿勢で一貫している。

これに対して、密教や道教、古神道、西洋錬金術などのクンダリーニ・ヨーガにおいて、アートマンの中心太陽突入というのは、根幹であって、大木の幹であり、幹には豊かな枝があり葉が繁っているもの。

枝葉とは、あらゆるアートである。絵画、彫刻、音楽などの形で現れることもあれば、合気道などのボディとエーテルの働きとして現れることもある。更にはあらゆる超能力として現れることもある。また現代の物質文明そのものが、それらアートの精華でもある。

ニュートンの万有引力の法則ですら当時はオカルト的との批判があった。けれどもその物理学の発展の結果が現在の核軍備競争になっている。核技術もアートの徒花なのだ。

このように一見渾然とした文明社会にあっても、何事においても、悟り、ニルヴァーナから流れ出るものだけが正統であるという基本線があり、それに沿って、次のようなさまざまな神秘的アートが周辺に配置されている。

1.物質変成の技術:エーテル体からも組成に影響を与えられ、アストラル体からも組成に影響を与えられ、相互のレベルに作用することを応用した技術。金属変成もあるだろう。同じレベルで肉体変成の技術もあり、ハタ・ヨーガや、エーテル体の鍛練を基調とする気功があり、レイキはその流れ。

2.前兆を見る技術:西洋占星術、タロット、易占などある。西洋占星術や易は、本来ホロスコープや卦をきっかけとして未来を覗き込むのが基本技であったはずだが、人生解釈のためのプロファイル技術として見ても優秀な程に発達してもいる。

3.願望を実現する技術:これは将来を変更する技術のことであって、観想法が第一と思う。奇門遁甲、風水は、おそらくはエーテル体、アストラル体レベルにおける法則を応用して現実レベルへの干渉をしようとするもので、観想法とはひと味違うものではある。


また昔はまず稀有なこととされた六神通という超能力群にしても、リアルタイムでの実現こそできないが、かなり日常生活の中で達成されている。
○天眼通(千里眼:遠くのものが見える):テレビ中継や、ネット中継で一部実現。
○天耳通(地獄耳:遠くの音が聞こえる):携帯電話でほとんど実現。
○神足通(どこへでも自由に行くことができる=アストラル・トリップ):飛行機や船や列車で一部実現
○他心通(他人の心の中が判ること)
○宿命通(自分や他人の過去・現在・未来が分かる)
○漏尽通(煩悩がない):これは超能力などではないが・・・。

こうした事象を考えても、昔ながらのオカルト的な技術の価値というものは相対的に低下していると評価せざるを得ない。それが文明の発達と人間精神の成熟の結果だと思う。こうして人間は冥想により自分の真の有り様を見つめねばならないところに追い込まれているのである。

いうまでもなく、超能力、オカルティックな技術は、それ自体善悪の色はついていないが、超能力者を中心としたカルト化や、我欲実現のための超能力使用など、落とし穴は身近に口を開いているものだ。一旦そうした方向に進んでしまえば、悟りとは全く縁がなくなる。悟りは、自分を捨てる方向に進むものだからである。


【チャクラと七つの身体−159】
◎アストラル体−28
2.アストラル体の性質−9 死の世界への入り口-7 芸術、インスピレーション、超能力
【ザ・ジャンプ・アウト213】

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