◎救霊の至難事
釈迦前生譚には、釈迦自身が前世で鹿であったり、猿であったり、およそ昨今の四民平等な人間感覚からは遠いことが延々と述べられている。人間は死ぬと人間に生まれ変わる保証はないのだと。自分の都合だけ考えて地獄的に生きれば地獄で苦しむし、若い身そらで日がなエロばかり考えれば、エロに対応した動物となって転生するだろう。
チベット密教のチベット死者の書では、人は死ぬと中有に入り、後に転生のための子宮を自ら選びとるシーンが克明に描かれているが、それが人間の子宮に限るなんてギャランティーは出していない。次の転生は、秋の夜寒に鳴くこおろぎかもしれず、波間の岩に密集するフナムシとして転生することすらあるのだ。
要するに、霊能力などない人が先祖供養とか、天国とか地獄を考える際に、この70億人の人間は、死んだら人間に転生するのだろうかということである。
よく前世記憶の話が出るが不思議に人間の転生ばかり語るものであって、地獄だったり、天人だったり、虫だったり、犬だったり、猪だった転生のことは語られないものである。そうした前世記憶って信用できるものなのだろうか。要するに人間の転生を何回も繰り返す前世記憶って、世界人口が70億に膨らんだ現在の魂の過去と行く末を考えてみても極めてレアケースであって一般的なものではないのではないかと思うのである。
この辺に詳しい道者笹目秀和が「救霊の至難事」という一節で語っているのだが、水に溺れ火に焼かれて死する者は、死後完全に精霊をもって霊界に移り住むことはできないと説明している。なんと砕霊といって、アストラル体かなんかなんだろうがそれがばらばらにされて一片は蚊となり一片は蠅・虻・蜂、一片は砂虫か蟹のようなものになるという。
彼も言うのだが、このように虻蜂のようになってしまった者に対して百万遍の読経を試みても何の功徳なしという。他宗派では、砕霊を再生する手法はないが、道教では、砕霊を集めて元の一個の精霊に再生する手法があるというが、なまなかにできる供養ではない。
しかし本気で先祖供養するとすれば、そこまでやるのが徹底した供養というものだろうと思う。昨今の新興宗教の先祖供養でそんなことまでやっているのはないのではないか。
砕霊というのは、生きる者の日常感覚からすればとても残酷なものだが、笹目秀和氏は、冷たいようだが、これは天の法則を語ったに過ぎないとする。
まずは日々の積善と冥想を。
【チャクラと七つの身体−164】
◎アストラル体−33
2.アストラル体の性質−14 死の世界への入り口-12 先祖供養の実相
(ザ・ジャンプ・アウト218)
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釈迦前生譚には、釈迦自身が前世で鹿であったり、猿であったり、およそ昨今の四民平等な人間感覚からは遠いことが延々と述べられている。人間は死ぬと人間に生まれ変わる保証はないのだと。自分の都合だけ考えて地獄的に生きれば地獄で苦しむし、若い身そらで日がなエロばかり考えれば、エロに対応した動物となって転生するだろう。
チベット密教のチベット死者の書では、人は死ぬと中有に入り、後に転生のための子宮を自ら選びとるシーンが克明に描かれているが、それが人間の子宮に限るなんてギャランティーは出していない。次の転生は、秋の夜寒に鳴くこおろぎかもしれず、波間の岩に密集するフナムシとして転生することすらあるのだ。
要するに、霊能力などない人が先祖供養とか、天国とか地獄を考える際に、この70億人の人間は、死んだら人間に転生するのだろうかということである。
よく前世記憶の話が出るが不思議に人間の転生ばかり語るものであって、地獄だったり、天人だったり、虫だったり、犬だったり、猪だった転生のことは語られないものである。そうした前世記憶って信用できるものなのだろうか。要するに人間の転生を何回も繰り返す前世記憶って、世界人口が70億に膨らんだ現在の魂の過去と行く末を考えてみても極めてレアケースであって一般的なものではないのではないかと思うのである。
この辺に詳しい道者笹目秀和が「救霊の至難事」という一節で語っているのだが、水に溺れ火に焼かれて死する者は、死後完全に精霊をもって霊界に移り住むことはできないと説明している。なんと砕霊といって、アストラル体かなんかなんだろうがそれがばらばらにされて一片は蚊となり一片は蠅・虻・蜂、一片は砂虫か蟹のようなものになるという。
彼も言うのだが、このように虻蜂のようになってしまった者に対して百万遍の読経を試みても何の功徳なしという。他宗派では、砕霊を再生する手法はないが、道教では、砕霊を集めて元の一個の精霊に再生する手法があるというが、なまなかにできる供養ではない。
しかし本気で先祖供養するとすれば、そこまでやるのが徹底した供養というものだろうと思う。昨今の新興宗教の先祖供養でそんなことまでやっているのはないのではないか。
砕霊というのは、生きる者の日常感覚からすればとても残酷なものだが、笹目秀和氏は、冷たいようだが、これは天の法則を語ったに過ぎないとする。
まずは日々の積善と冥想を。
【チャクラと七つの身体−164】
◎アストラル体−33
2.アストラル体の性質−14 死の世界への入り口-12 先祖供養の実相
(ザ・ジャンプ・アウト218)

