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広い宇宙に地球人しか見当たらない理由

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◎フェルミ・パラドックス

核物理学者エンリコ・フェルミは、核兵器の推進者として有名だが、宇宙人についてもフェルミ・パラドックスを残している。フェルミ・パラドックスとは、地球外文明の存在する確率がかなり高いのに、彼らはどこにいるのかわからない、地球外文明の証拠が見当たらないというものである。

このフェルミのパラドックスは、UFOやアブダクション関連書籍には必ずと言って出てくるものである。

『広い宇宙に地球人しか見当たらない50の理由』(スティーブン・ウェッブ/青土社)では、このパラドックスを「常識的な」観点から検討したもの。ウェブのこの問題についての論拠として決定的なものは、『人類は地球外文明の来訪を受けたことがなく、そこから何の連絡もない』ということである。つまり地球外文明による地上の植民地は全然ないし、地球外文明からの国連への交渉要請も来ていないのである。
この唯一の証拠でもって、あらゆる分野の人があらゆる憶測を巡らせている。

更に彼はこの銀河系の中で知性のある、もののわかる種族は人間だけだと、思い切った考えを披歴している。これもパラドックスの解の一つ。

ウェブは、この憶測の骨組みを、「実は来ている」「存在するがまだ連絡はない」「存在しない」という3分類にしているが、この切り口の分類が、実に、霊能力者でないフツーの人の考えるエーテル体、アストラル体が存在するかしないかという議論への切り口と全く同じなのである。(正守護神・副守護神が存在するかどうかなどの議論も切り口は似る)

この議論は、ひたすら、その人が霊的感性、霊能力を有しているかどうかにかかっているようにみえる。霊能力者にとっては地球外文明の存在は厳然たる事実だが、霊能力者でない人にとっては、絵空事、たわごとにすぎないのである。

エーテル体、アストラル体生物は、諸神霊ということになるが、そうしたものへの霊的感性に対する無意識の関心が多くの人に共有されるようになってきた。それがUFO,地球外文明、アブダクションへの関心の広がりになっているということではないのか。

結局この物質と肉体による世界観で組みあがった世界に暮らすことについて、現代人はすでに十分成熟し倦怠してしまって、次の生活感のある霊的世界観を無意識に展望しているのが、地球外文明への関心として表明されているということのように思う。

ただこのブログで何度も指摘しているように、霊能力はありさえすればいいというものではなく、神を知らない霊能力者は交通規則を知らないで運転するドライバーのようなものであることには注意する必要がある。

霊的感性+悟りということになるが、悟りという体験とは言えない体験の中で霊的感性は発露するものであるとされる。よって霊能力だけ求めるのは危険であることも既説のとおり。

文明は皆が食べられるようになると、つまりみんなの衣食住が整うようになると、文明自体が崩壊するという法則があるようにみえる。これにシンクロして起こるのだが、その文明形態が終わりに近づくと、その文明に暮らす人の世界観も揺らぎ始めるもの。そのゆらぎの一例が地球外文明、UFO、アブダクションということになるように思う。


【チャクラと七つの身体−165】
◎アストラル体−34
2.アストラル体の性質−15 死の世界への入り口-13 広い宇宙に地球人しか見当たらない理由
(ザ・ジャンプ・アウト219)

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