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Channel: アヴァンギャルド精神世界
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モンローのアストラル・トリップ

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◎楽しいだけでは

ヘミシンクで有名なモンロー研究所のロバート・モンローは、親しかったゴードン博士が亡くなって間もない時期ではあったが、彼に会おうと思い立った。モンローが体外離脱で行き着ける世界は、3つあり、物質世界であるこの世と、アストラル世界であるあの世(霊界)と、この世と良く似ているが、全く電気を使わない地球みたいな物質世界の3つであった。

『私は、いよいよ実験にとりかかった。およそ1時間ほどで振動の状態に入り、やがて私は「ゴードン博士に会うんだ!」と心の中で叫びながら肉体を脱けだした。すぐに私は、自分が急速に上昇し始めたのを感じ、まもなくあたりは流れ去る薄い大気のようなもの以外何も見えなくなった。

無限とも思える時間が過ぎ、ふと気がつくと私はどこかの大きな部屋の中に立っていた。何か公共施設の中といった感じの部屋だった。私がぼんやりと立っていると、後ろから私の左腕をそっとつかんでいた手が、開いている一つの入口のほうへ行くように私を促した。私はその手の導くままに、戸口のすぐ内側まで、行って立ち止まった。そこからは隣の部屋の中がよく見えた。

その時私の左の耳もとで男性の声が聞こえた。「ここで待っていれば、すぐ博士と顔を会わせられるよ」私はうなずいて、そこに立ったまま待望の再会を待ちかまえた。目の前の部屋の中では20代の初めらしい一人の若い男が、身振り手振りを交えながら3〜4人の人たちを前に何か夢中で話していた。そこに老ゴードン博士の姿はなかった。

私は待った。
しかしゴードン博士は姿を現さない。そのうちに私は身体が急に熱くなって来るのを感じた。それとともに全身から汗が吹き出し始めた。顔から滝のように汗が流れ落ちるのを感じながら、私は必死であたりを見回した。(中略)

熱感はもはや耐えられなくなった。私はゴードン博士に会うのをあきらめ、その場を離れた。』
(体外への旅/ロバート・A・モンロー/学研から引用)

結局、後でゴードン博士の若い時の写真を見せてもらったところ、この20代初めの若者がゴードン博士であることがわかった。

ゴードン博士に会いたいと強く念ずると、たちまちにゴードン博士のところに到着するのは、霊界の特徴。

モンローが上昇し始めた後、「まもなくあたりは流れ去る薄い大気のようなもの以外何も見えなくなった。」と語っているが、精妙なる感受性を得ていれば、ここは、地球の大気圏を抜け、太陽系を超え、三次元の数々の星雲、宇宙を上昇していき、ついには、四次元の霊界に入っていくと観じられる部分だと思う。モンローが流れ去る薄い大気と見たものは、普通の日本人の臨死体験では、三途の川と見えるところ。

いずれにしても、このような霊界に認識がとどまっている限りは、人間性から来る悲劇というものを、本当には脱却することはできない。大慈大悲、本当の愛、大安心などは霊界・アストラル界をいくら捜しても見つかるものではないと思う。

モンローのアストラル・トリップは、人間の命の死後の連続性の解明について示唆を与えてくれるものではあると思う。けれど、ロブサン・ランバのトリップのように霊界を越えて、最後は神の懐にまで飛び込んでいくものと比べると、その意義は物見遊山的なものであって、そうした本格的エンターテインメントと比較すると色あせてしまうように見える。
最後は自分を捨ててしまうのだ。

だから今の時代は、バンジー・ジャンプのように、自分を捨てるタイプのエンタメが出てくる。

【チャクラと七つの身体−173】
◎アストラル体−42
2.アストラル体の性質−23 肉体からの脱却-5モンローのアストラル・トリップ
(ザ・ジャンプ・アウト227)


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