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睡眠時でも寝ない自意識

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6.睡眠時でも寝ない自意識
死の領域を超えて彼岸に至る

冥想十字マップの読み解き
睡眠時でも寝ない自意識は、ウパニシャッドの昔から問題にされてきた。

20世紀のルドルフ・シュタイナーを待つまでもなく、古代インドの時代から、人間には複数のボディがあり、自意識はそのボディを移り渡っていくことが知られていた。各ボディ間の移動・移転の自由のことを出入自在と呼ぶ。釈迦が涅槃の時に最高レベルである滅想定から、最低レベルである初禅(第一禅)に出たり入ったりすることを三度繰り返したが、これなどは、人間の世界における自由という可能性を最終的にこれ以上はないという形で実証してみせたわけだ。

初禅から滅想定とは、冥想レベル、冥想の深さのことを言うのであるが、ダンテス・ダイジの冥想十字マップで言えば、有想定から無相三昧のスケールに該当する。冥想の深まりというスケールは一見各ボディとは何の連関もないように思われるのであるが、有想定から無相三昧への方向性は、物質性から精神性へのベクトルであり、個から全体へのベクトルでもある。

というのは、有想定から無相三昧への5段の配列、あるいは第一禅から滅想定への9段のオーダーとは、七つのボディに数では対応しないものの、明らかに同一のベクトルで並んでいるのである。

七つのボディは、有想側、あるいは色界側から
肉体、エーテル体、アストラル体、メンタル体、コーザル体、アートマン、ニルヴァーナへと進む。そして最初の4つのボディには七つのチャクラが配当されているのであるが、冥想十字マップにおける横軸の愛のところまでは、力・渇望、意志、情熱などの七要素がマッピングされているのが、それに比定できる。

この人間における自由という可能性、あらゆる宇宙、あらゆる次元をも出入自在であるという自由。それを実感するには自分というものを捨てなければならない。ウパニシャッドでいうところの『偉大なバラモンとなったかの如く(生の世界も死の世界も)歩き回る』自由である。

睡眠時しばしば人は、死の世界という別ボディ、別次元に入る。睡眠しない人はいないが、その意義はおよそ凡俗の想像を絶したものがあるように思う。

○人間の運命についての二つの視点
○アジャータシャトルの人間観
○マクモニーグルの明晰夢実験


【チャクラと七つの身体−222】
◎アストラル体−91
2.アストラル体の性質−72
6.睡眠時でも寝ない自意識-1 死の領域を超えて彼岸に至る
(ザ・ジャンプ・アウト276)


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