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出口王仁三郎のコーザル体−1

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◎伊都能売神(いづのめ)

出口王仁三郎の説明では、伊都能売神は、伊邪那岐尊が黄泉の国の穢れを払う禊を行った時に生まれた10柱神の最初の5柱の一柱という説明であって、主宰神天之御中主神ではないとする。

さて黄泉の国は穢き国。穢き国とは地獄があるということだから、メンタル体以下の世界。ここから出てきたのだから禊を執り行った場所はコーザル体ということになる。

ここで生まれた十柱の神々のメインは、大神である神直毘神、
個性の極点のメンタル体である大直毘神、
そして伊都能売神の計3柱と考えられる。

注意すべきは、伊都能売神とは、大神・ニルヴァーナである神直毘神と大直毘神の間に位置するとダメを押しているところである。
 
以下は、第二次大本事件の裁判における裁判長の質問と出口王仁三郎の回答。この中では伊都能売神の位置づけが裁判長の目から見ると天之御中主神と区別がつかなかったという点から問答が始まっている。

『問 伊都能売神と云ふものは、煎じ詰めれば、結局天之御中主神の極徳の顕現と同じか。
答 それは違ひます。
 古事記に斯う云ふことが書いてあります。

 伊邪那岐尊と伊邪那美尊が御夫婦の喧嘩をなされて、伊邪那美尊が黄泉の国迄逃げて行かれた。伊邪那岐尊がそれを黄泉の国迄追駈けて行つた。伊邪那岐尊は黄泉比良坂で喰止めて、伊邪那岐尊の詔り給はく、「穢き国に行つて居たから」と云ふので、禊の祓をすると云ふので、禊の祓をやつて浄められた。

 其の時に生れたのが、伊都能売神、大直毘神、神直毘神、それから大禍津日神、八十禍津日神などで、十一柱目に天照大神が御生れになつた、十二が素盞嗚尊、十三が月読命、と斯う書いてある。
 其の時の伊都能売神と云ふのは、垢を払つた時の神さんです、浄めた時に生れて、天之御中主でも何でもありまへぬ。

問 さうか。
答 それで大直毘神と、神直毘神との間と云ふ意味です。』
(大本史料集成3巻/池田昭編/三一書房P393から引用)(二次大本事件関係資料)

古事記では、伊邪那岐尊が生んだのは十柱と書いてあるが、実は十一柱あるのはなぜなのだろうか。

それはさておき、最初に生まれた五柱神のうち三神である伊都能売神、大直毘神、神直毘神は、出口王仁三郎の世界観において単なる10分の3ということでなく、大本宣伝歌の
『神が表に現はれて  善と悪とを立別ける
 この世を造りし神直日  心も広き大直日
 ただ何事も人の世は  直日に見直せ聞直せ』
にあるように、前後の神直日、大直日は根本的に重要な意義を与えられているのに対し、伊都能売神はないまま。それはどういうことなのだろうか。

【チャクラと七つの身体−286】
◎コーザル体−4
◎出口王仁三郎のコーザル体−1
(ザ・ジャンプ・アウト340)

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