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Channel: アヴァンギャルド精神世界
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ハートのアートマン

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◎ウパニシャッドの不死の道

ウパニシャッドの中にも、心臓にアートマンが所在することを指摘している。(肉体相似の形象をとるボディは、肉体とアストラル体だけなので、「心臓にアートマンが所在する」という表現はそれ自体ひっかけ表現である)ぼんやりとした表現ではあるが、明らかに心臓から頭頂を経由して通るエネルギー・コードが知られていて、そのルートの先に不死・ブラフマンがあることを言っている。

それと、ウパニシャッドの冒頭に『太初には、ここに何も存在しなかった。すべては死によってのみ覆われていた。』とあり、その死からあらゆる生が生じて来る記述が続く。このことからウパニシャッドは、死の世界から生の世界が出ていることを知るというクンダリーニ・ヨーガの世界観にあることがわかる。ウパニシャッドは、クンダリーニ・ヨーガのテキストだったようだ。

以下は、カタ・ウパニシャッドから。
『〔一四〕彼の心に拠るあらゆる欲望が解き放たれるとき、かくて人間は不死となり、彼はみずからの肉体にプラフマンを得るのだ。

〔一五〕この世において、心の結び目がすべてほどかれるとき、かくて人間は不死となる。わが教えは以上の通りである。

〔一六〕心臓の血管は百と一であり、その一つが頭の頂に現われている。その血管を上にたどるとき、不死に達する。他の血管はあらゆる方向に出口がある。

〔一七〕拇指の大きさのプルシャ、すなわち内在するアートマンは、常に人間の心の中に入りこんでいる。ムンジャ草から茎を引き出すように、人は確固たる心で自分の肉体よりそれを引き出すべきである。人はそれが輝いており不死であることを知るべきである。それが輝いていることを知るべきである。」と。

〔一八〕死の神より教えられて、ナチケータスは、この知識とヨーガに関するすべての方法を得て、彼はブラフマンを獲て、情欲を離れ、不死となった。他の人もまたこのようにすれば、最高のアートマンをこそ知る。』
(世界古典文学全集/ヴェーダ・アヴェスター/カタ・ウパニシャッドP274から引用)

【チャクラと七つの身体-318】
◎アートマン-22
2.ウパニシャッド ◎ハートのアートマン
(ザ・ジャンプ・アウト372)

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