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Channel: アヴァンギャルド精神世界
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五十五は、天地の数

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◎天行は健なり

明治から昭和の古神道家出口王仁三郎によれば、三十三は女の中の女という意味で、五十五は男の中の男という意味である。これがオカルティック儒家によれば五十五の解釈はややずれる。

周易繋辞上伝には、天の数は、1,3,5,7,9で、地の数は2,4,6,8,10。天の数は5で、地の数も5。それぞれペアになることがある。それで天の数は25(1+3+5+7+9=25)で、地の数は30(2+4+6+8+10=30)。合計55が天地の数である。

この55が天地のあらゆる現象、変化、運命、治乱を形成するものである。また55が、鬼神すなわちアストラル宇宙、メンタル宇宙などあらゆるオカルティックな現象をもコントロールする数字である。この55を大いに広げる意味として、大衍の数とも呼ぶ。

周易繋辞上伝では、占卜では50本の筮竹を用いる関係で、55から50を導き出す説明をひとくさりやるが、その感受能力を具備した現代人にそれは必要あるまい。

天は精神性であり、地は物質性・肉体性で、儒家は大衍の数55とは、天地を併せた現象の側の数字であって、それ全体としては、アートマンの数字であると見ているように思う。

天行は健なりである。君子もって自ら彊(つと)めて息(や)まず、である。メディテーションに彊(つと)めるのである。

【チャクラと七つの身体-327】
◎アートマン-31
5.道教と儒教 ◎五十五は、天地の数
(ザ・ジャンプ・アウト381)

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