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Channel: アヴァンギャルド精神世界
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ジェドの柱(Djed Pillar)

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◎アンク十字架と日輪盤

ジェドの柱はピラミッドの壁画などによく現れる意匠である。柱の上にアンクがある。ジェドの柱は、オシリスの脊柱とも呼ばれ、また生命の火の泉とも呼ばれる。

生命の火の泉というからには、クンダリーニ・ヨーガ系のシンボルである。この挿絵では、下の方に7層、と殻竿を持つ手の上の方に3層あり、合計10層となり、10チャクラに照応する。

鉤は陰で殻竿は陽。
上から3層目は、コーザル体に対応し、最後の個性というべきものであるが、すでにそれは神に近い位置として神の側に分類しているところが、特徴的である。

柱頭には、アンク十字架が置かれ、さらにそこから両腕が伸び、日輪盤を支えている。既に10層が刻まれており、世界全体を表示し終えているので、このアンク十字架から上は蛇足のように思うが、作者はこの世界全体を俯瞰した感動を伝えたかったのか、日輪盤が語りえぬもの「無記」であり、大日如来であり、梵、ニルヴァーナとしてあり、これを我たるアートマンが両腕を差し出して支えているものとして、描く。

ウパニシャッドでは、梵我の関係性は明瞭に語られることはないが、双方があって、世界の遊戯(リーラ)が展開するのだから、イラストにすればこんな様式になるのだろう。

【チャクラと七つの身体-364】
◎アートマン-68
13.その他 ◎ジェドの柱(Djed Pillar)
(ザ・ジャンプ・アウト418)

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