エメラルド・タブレット
◎エドガー・ケーシーの見たアトランティス 錬金術の12の原理を書いたとされるエメラルド・タブレットは、ギザの大ピラミッドの中に埋葬された、ヘルメス・トリスメギストスのミイラが握っていたという伝説もあるそうだが、エドガー・ケーシーのリーディングでは、ピラミッドは墓ではないとしているので、その伝説は史実ではあるまい。...
View Article不連続な意識のスペクトル
◎ケン・ウィルバーの意識のスペクトル ケン・ウィルバーは、見たところ只管打坐系冥想による見性体験のある覚者。アートマン・プロジェクトという著書のP218にあるように、未だアートマンの残る十牛図第七図レベルでの世界の統合をテーマに活躍しているように見える。...
View Articleケン・ウィルバーの結跏趺坐
◎空とワン・テイスト アメリカの見性者ケン・ウィルバーは25年も結跏趺坐でやってきたという。私は半跏がほとんどだったが、結跏趺坐で行ってみようと思い直している。いろいろ聞くとやっぱり半跏ではダメかもしれないと思われるところがある。...
View Articleジェドの柱(Djed Pillar)
◎アンク十字架と日輪盤 ジェドの柱はピラミッドの壁画などによく現れる意匠である。柱の上にアンクがある。ジェドの柱は、オシリスの脊柱とも呼ばれ、また生命の火の泉とも呼ばれる。 生命の火の泉というからには、クンダリーニ・ヨーガ系のシンボルである。この挿絵では、下の方に7層、鉤と殻竿を持つ手の上の方に3層あり、合計10層となり、10チャクラに照応する。 鉤は陰で殻竿は陽。...
View Article哲学から神へ
◎ラーマクリシュナの哲学の位置 19世紀インドの聖者ラーマクリシュナの会話の中に、哲学と神との関わりについて注目すべき言及がある。 ※タクルとはラーマクリシュナのこと。 『 校長「この世は、虚構なのでございますか」 タクル「世界がどうしてウソなんだい?そりゃみんな哲学の話だよ。...
View Articleプロティノスの窮極体験
◎プロティノスの窮極体験 古代ギリシアの哲学者には、ソクラテスやヘラクレイトスなど、窮極を知っていたと思われる哲人が輩出しているが、プロティノスもその一人。 プロティノス(Plotinos, A.D.204- 269)は、エジプトのアレクサンドリア生まれの哲人。プロティノスは、最近はさっぱり読まれなくなったが、久松真一や西田哲学隆盛なりし戦前には、随分と読まれた形跡がある。...
View Articleエレウシスの密儀の謎
◎デーメーテール讃歌 古代ギリシアのエレウシスの密儀については、ルドルフ・シュタイナーが盛んに言及している。表向きは、毎年の農産物の豊穣を祈願する儀式だ。そこで、いろいろ調べてみたが、密儀参加者は、秘密保持を条件に密儀参加が義務づけられていたことから、エレウシスの密儀そのものがどのように行われていたかは、定かでないことがわかった。...
View Article見性・見神の希薄化
◎見性・見神の希薄化 見性、見神とは、本来の自己たるアートマンを目撃すること。 死の世界に入った場合、どこでそれを目撃しているかを確認するために、手近な霊界探訪譚をひもといてみよう。すると地獄の真っ暗闇な場所を除けば、あの世では、ほとんどどこにいても霊界太陽(中心太陽)が目撃できることを知ることになる。...
View Articleタロット・カードの順序
◎生の世界と死の世界 タロット・カードの大アルカナ22枚の順序は、最も普及しているウエイト版で、こんな風になっている。 0 愚者(道化師) 1 魔術師 2 女教皇(女司祭長) 3 女帝 4 皇帝 5 教皇(法王、司祭長) 6 恋人達(恋愛、恋人) 7 戦車(征服者) 8 力(剛毅) 9 隠者 10 運命の輪(運命、運命の車) 11 正義(裁判の女神) 12 吊された男 13 死神 14 節制 15...
View ArticleOSHOのアートマン
◎アートマンとブラフマン OSHOも七つの身体論者だが、第五身体以上に特徴がある。 「瞑想祝祭のアート/バグワン(メルクマール社)」(P317)の七つの身体とは、肉体、エーテル体、アストラル体、メンタル体、スピリチュアル体、コスモス体、ニルヴァーナ体。 コスモス体は時にコズミック体と訳されていることがある。...
View Articleダンテス・ダイジのアートマン
◎有相三昧=ウィリアム・ブレイク ダンテス・ダイジのアートマンとは「この一なるもの」であり、 「一切万象、多様次元自身が目覚めている」ことであり、 彼はそれを未公刊の詩集『老子狂言』のウィリアム・ブレイクという詩で表現している。 『ウィリアム・ブレイク そうなってゆく そのままでよいのだ。 人は喜び悲しむために産まれて来たのだ。 だが、この絶対者は違う。 絶対者は 喜怒哀楽から離れて、...
View ArticleOSHOの誕生日
◎あなたはブラフマンの夢 そしてあなたは私自身 12月11日は、OSHOの誕生日である。またこの日がダンテス・ダイジの命日でもあることは、知る人ぞ知る。 これによって、この二人が全く無関係ではないことに、薄々気がついている人もいるだろう。...
View Articleニルヴァーナ-1
◎人間が正気で生きる唯一の道 世の中には3種類の人間がいて、神に出会ったことのない人、神に出会った人、神に出会ったことはあるがその体験が薄れてしまった人がいる。3種類の人間それぞれに求道の道があるが、神に出会ったことのない人がほとんどである以上は、「神に出会ったことのない人にとってのニルヴァーナ」こそが、現代世界に突き付けられた揺るぎない公案である。...
View Article神・仏・ニルヴァーナについての共通認識がない
◎神なき時代 現代人が冥想という習慣の必要性を全く理解しないことについての理由は、まず神・仏・宇宙意識そのものが、自分とは縁の遠い他人事であること。 たとえば自分が神の現れだ、他人が神の現れだなどと言っても、とても神だとは思えないような人が多いこと。...
View Article二種類の効果
◎釈迦の選択 釈迦が出家した直後に師匠を選ぶ段になって、天国に生まれ変わることを目的として修行するのか、もう再生することのない解脱(神人合一)を目的として修行するのか、どちらかを選択することになった。...
View Article2014年の終わり
◎なづな七草 唐土の鳥が渡らぬさきに 2013年8月にスタートした、七つの身体全体を網羅することを意識した「ザ・ジャンプ・アウト」のシリーズも、ようやく七つの身体の最終コーナーであるニルヴァーナの章が来年1月に終わろうとするところまでこぎ着けた。時に迷宮と呼ばれるこのブログもこれによって道に迷わないで、ある程度の正統な神・仏・タオのイメージを結ぶことができる人が増えてくれれば幸いである。...
View Articleスピリチュアルの暗号解読
◎海王星の発見から 『ヒエログリフの解読と次の海王星の発見には似たところがある。 誰も実際に目にしたことはなかったが、この惑星の位置は当時ケンブリッジの学生だったイギリス人のジョン・アダムズが計算していた。彼の発見はロンドンの王室天文官に伝えられたものの、実際に調査されることはなかった。イギリスではよくあることだが、素晴らしい発見は応用に結びつくことなく放置された。...
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