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OSHOのアートマン

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◎アートマンとブラフマン

OSHOも七つの身体論者だが、第五身体以上に特徴がある。
「瞑想祝祭のアート/バグワン(メルクマール社)」(P317)の七つの身体とは、肉体、エーテル体、アストラル体、メンタル体、スピリチュアル体、コスモス体、ニルヴァーナ体。
コスモス体は時にコズミック体と訳されていることがある。

OSHOバグワンはコーザル体という言葉は用いないが、第五身体のスピリチュアル体がアートマンであると明言しているわりには、その性質の説明は、コーザル体の性質のように思われるところが多い。というのは、第五身体には個が残っているとしているからである。そうしたやや矛盾したともとれる言説は次のようなものである。


第五身体のことをアートマ・シャリールと呼ぶ(奇跡の探究2/和尚/市民出版社P132)
彼はアートマンこそ第五身体だとも言う。

『第六身体は、ブラフマ・シャリール――コズミック体だ。人は
アートマンを超えて進化し、アートマンを手放す覚悟ができた時、6番目の身体に入る。』(奇跡の探究2/和尚/市民出版社P133から引用)

この文を見ると、アートマンが第五身体で、ブラフマンが第六身体であるとOSHOバグワンは考えていることになる。

第五身体では、「私は在る」だが、これが、第六身体になると「私」が取れて単なる「在る」になる。(奇跡の探究2/和尚/市民出版社P182-189による)

第五身体までは、母親の子宮からの誕生だが、第六の次元では、「自分自身」からの誕生だ。(上掲書P360による)。彼は「二度生まれた者」と呼ばれる。(上掲書P361による)

「第五から第六へは誕生があり、第六から第七へは死がある。」(上掲書P362から引用)子宮なしの誕生と子宮なしの死。(上掲書P362による)

ラジャ・ヨーギは第六段階まで至るのだが、彼にはエゴを失う用意はあるが、彼の「在ること」を失う用意はない。(上掲書P209による)



第六身体の大気圏は創造と破壊。瞬間ごとに創造が起き、瞬間毎にあらゆるものが破壊していく(瞑想祝祭のアートP329)


更に
『ブラフマ・シャリールすなわちコズミック体に到着すると、立ち止まってしまう瞑想者もいる。何しろ「私が」存在せず、ブラフマンだけがある時の「アハム・ブラフマスミ」のうちの「私はブラフマンだ」という状態に達したのだから。』(奇跡の探究2巻P189から引用)

ここでは、私がブラフマン(奇跡の探究2巻P189)。ブラフマンとは全一(トータル)という意味。つまりOSHOバグワンにとって第六身体とはブラフマンだったのだ。ブラフマンは有の側であって、無の側でない。

『第五から第六へは誕生があり、第六から第七へは死がある。』(奇跡の探究2巻P362から引用)

『誕生はブラフマンに、死はニルヴァーナへとあなたを導く』(奇跡の探究2巻P363から引用)

第五身体スピリチュアル体についての彼の微妙な説明は、OSHOバグワンのことだから、故意にひっかけとしてそういう説明をしている可能性はある。ただ、彼が、七つの身体について微に入り細に入り説明してくれた稀有な存在であることは言うまでもない。彼の多くの暴露によって、人類は次の時代の手がかりを無数に手に入れることができたのだ。

【チャクラと七つの身体-370】
◎アートマン-74
14. OSHOのアートマン
(ザ・ジャンプ・アウト424)

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