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Channel: アヴァンギャルド精神世界
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タロット・カードの順序

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◎生の世界と死の世界

タロット・カードの大アルカナ22枚の順序は、最も普及しているウエイト版で、こんな風になっている。

0 愚者(道化師)
1 魔術師
2 女教皇(女司祭長)
3 女帝
4 皇帝
5 教皇(法王、司祭長)
6 恋人達(恋愛、恋人)
7 戦車(征服者)
8 力(剛毅)
9 隠者
10 運命の輪(運命、運命の車)
11 正義(裁判の女神)
12 吊された男
13 死神
14 節制
15 悪魔
16 塔(神の家)
17 星
18 月
19 太陽
20 審判(永劫)
21 世界(宇宙)

まず何で22なのかということについては、ヘブライの生命の樹の球が10個で、これが10チャクラに照応し、さらに生命の樹の球を結ぶパス(径/道/直線)が12本あり、この合計が22であることと、ヘブライ語アルファベット22文字に対応するとされる。

ヘブライ語アルファベット22文字との対応は、もともと黄金の夜明け団で秘密とされていた情報であって、これをアレイスター・クロウリーが暴露したもの。

ヘブライ語のことは詳しくないので専門家に任せるとして、とれが10球でどれが12パスなのかということがまず問題となる。

まず0愚者と21世界。これは明かに愚者がニルヴァーナであり、世界は有の側であるから、アートマンである。

アートマンの側には生の世界と死の世界がある。
そこで全体の並びを見渡してみると、12吊るされた男の次に13死神があって、13から死の世界に入る。つまり13以降は死の世界、つまり肉体の世界ではないのだろうと考えられる。

13死神から21世界までが9枚でこれに0愚者を加えて10枚が生命の樹の10球に照応すると見る。ただし10チャクラは惑星に照応させるのが伝統的なのだが、死神、節制、塔など、概念の属性が揃っていない呼称となっているところに、土俗的シャーマニズムの影を見る。

12のパスの方は、生の側。
1魔術師から始まるが、これは個性、個人の総合的表象と見る。個性、個我の極北では12吊るされた男により世界が逆転する。従って2女教皇から11正義までは、十牛図みたいに個我、自我が極大まで発展する過程を描くもので示すのが正当なのだろうと思うが、5教皇、6恋人達、7戦車、8力、9隠者などと進むのではその狙いは完全にはぐらかされて深い歴史の闇に紛れてわからなくなっていると評すしかないと思う。

以上が私のタロット・カードの並びについてのファースト・インプレションである。

【チャクラと七つの身体-369】
◎アートマン-73
13.その他 ◎タロット・カードの順序
(ザ・ジャンプ・アウト423)

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