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Channel: アヴァンギャルド精神世界
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太沖

◎ニルヴァーナを霊能力者が見立てる 荘子の応帝王篇から。 『鄭の国に季咸というシャーマンがいた。このシャーマンは極めて有能であって、人の死生存亡、禍福、長命短命をことごとく予言し、的中せしめた。 ある日列子が、このシャーマンに会って、とても興奮して師匠の壺子にそのことを語った。すると壺子は、お前は修行中の身でまだ真実を得ていないが、面白そうだからシャーマンをここに連れてきなさいと命じた。...

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古の真人とは

◎嗜欲深き者は、その天機は浅い 荘子は、OSHOバグワンの前世の一つと言われる。彼が自称するチベット僧だけがOSHOバグワンの前世ではあるまい。 『古の真人は、寝ても夢みず、覚めても憂いなし。 その食するものは美食ではないが、その息はとても深く、真人の息は踵をもってする。 衆人の息はのどをもってする。...

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玄のまた玄は衆妙の門なり

◎老子 第1章 道可道 『本当の道は不変固定の道ではない。本当の名は、道の現れであり、不変固定ではなく、刻々と変じているものである。 無は天地剖判以前のものを無と言い、有は物質、時間、空間の現象界である。ゆえに無はその造化の妙を見せるし、有はその現象界の終わりを現わそうとする。...

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孔子の見ていた悟り

◎雷風恒 孔子の見ている悟りは、易の64卦の中の恒でシンボライズされる。 恒は、亨(とお)る。咎(とがめ)なし貞(ただ)しきに利(よ)ろし。往(ゆ)くところあるに利(よ)ろし。 ※恒は、永遠不壊だから亨る。悪事を犯さないので、善事ばかり行う。...

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未発の中

◎君子は中庸す 喜怒哀楽が未だ起こらない前のもの、これが中である。これが未発の中。仏教でいう初禅から四禅までは、気持ちよかったり、楽しかったりするので、喜怒哀楽がまだ残る状態。従って未発の中とは、四禅までの色界のレベルを超えた無色界の冥想状態を想定していることになる。...

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ダライラマの菩提心のポジション

◎悟りを得ようという願い 日本人にはあまりなじみのない菩提心という言葉。ダライラマにとっては基本タームであるが、この言葉によって、チベット密教が密教国家を維持してきたロジックを見ることができる。この論理はきちんと理解する人にとっては、とても有用なものとなる。 ダライ・ラマによれば、 1.菩提心とは、悟りを得ようという願いのことである。...

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芭蕉 幻住庵記

◎やがて死ぬ けしきも見えず 蝉の声 芭蕉の幻住庵は京阪石坂線終点の石山寺から西へ1.5キロ。大津市の岩間の北の山にあったという。 芭蕉の幻住庵記を現代語訳してみると 『私は、ただひたすらに閑寂を好むというのではない。ただ病身のため人にうみ、世を逃れた人に似ている。...

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只管打坐のポジショニング

◎ニルヴァーナではもうからない 最近話題の立松和平の「道元禅師」を読んでいる。正法眼蔵も中国の禅者の事蹟もしっかり調べてあるし、相当取材に時間をかけた労作であるように思う。 その中で、道元が京都での布教を事実上あきらめ、越前に主たる活動の地を遷す経緯が書いてある部分がある。...

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大地震の八つの発生条件

◎ブッダが完全なニルヴァーナに入る 釈迦による大地震の発生原因の説明。フツーの人による大地震の発生原因、菩薩による大地震発生原因と来て、最後の4段目は覚醒を遂げた者=ブッダによる大地震発生要件。 『さらにまた、アーナンダよ。修行を完成した人(如来、ブッダ)が無上の正しい完全なさとりをさとるとき、この大地は動揺し、震動し、激しく震動する。...

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覚鑁(かくばん)の阿字観

◎ニルヴァーナへの展開 覚鑁(かくばん)の阿字観では、 「その行の時間は二時間ないしは一時間。この観を始めたらならば、行住坐臥、浄不浄にかかわらず、「アー」、「アー」と唱えなければならない。 このようにして時を惜しんで努力を積めば自ずから成就できる。疑ってはならない。 一心に乱れることなく行ずることを、本より成就するメソッドという。...

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阿弥陀仏はニルヴァーナの展開だった

◎覚鑁(かくばん)の見方 覚鑁(かくばん)の著書『一期大要秘密集』には「密教によれば十方の極楽は、みんなひとつの仏の浄土であって、あらゆる如来は皆この一仏の身であると。 ・・・・・阿弥陀仏は大日如来の智の働きであり(智用)、大日如来は阿弥陀仏の理のボディであって、かの極楽は十方に展開している。・・・・ このように観ずる時、娑婆を起たずして、忽(たちまち)に極楽に生ず。...

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達磨(ダルマ)の説明の仕方

◎ちょっと変わった思いつきに非ず 達磨(ダルマ)は、世間には、2つの真理があるとする。 まだ真理=ニルヴァーナを悟っていない人にとっては、「たとえば悟っている人と悟っていない人がいる、または自我があって別に神があるが、なぜか神は自我もすべて含んでしまうとか、人には生があり、死がある」などということが現実そのもの、真理そのものである。...

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天照大御神のジェンダーの変容

◎もともとは、神霊界の完成者 最初の頃の斎王は、未婚の皇女から選ばれ天照大御神に仕えるのだが、斎王を中核とする宮司組織斎宮寮は天皇の後宮に酷似していることから、斎王は天照大御神の后であると想定されていたことがうかがえる。よって、斎王制度が始まった頃、天照大御神は男神であり、古事記でも天照大御神は男神と描かれていることと照応する。 (岩波 天皇・皇室辞典による)...

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天の数歌

◎四段構えの世界 古神道の神の構造は四段構えで、幽の幽、幽の顕、顕の幽、顕の顕。 幽の幽は、天御中主神であり、ニルヴァーナであり、無のサイド。かたや幽の顕、顕の幽、顕の顕は有のサイド。 幽の顕とは、イザナギ、イザナミの二神や天照大御神、素盞鳴神など、天上の霊界を主宰する神。 顕の幽とは、国祖国常立尊、豊雲野尊など、一度現世にその肉体を表現された神であって、地上の幽界を主宰する神。...

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一厘の仕組

◎天津祝詞 古神道には、窮極も悟りもないだろうと思っていたが、それは身近なものにあった。天津祝詞にあったのである。一厘の仕組は、結局のところニルヴァーナと悟りである。 ○出口王仁三郎の天津祝詞...

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奥深い心

◎それは人間の心ではない ダンテス・ダイジの詩から 「奥深い心」 すでに人間はいない あらゆるものを構え その中でとりとめもない 人間の喜びと人間の悲しみとを持つ そのものはすでにいない 人間の喜びと悲しみとから生れる あのしみじみとした心の果てには すでに人間はいない 人間にとってあるというすべてのものは ことごとく消え果て ただその奥深い心だけが 何の束縛もなく現前している...

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コミューン-一定数の覚者

◎ニルヴァーナの臨在に人は集まる これは、OSHOバグワンが、コミューンを舞台にした伝道を始めた頃の世界の行く末展望。覚者らしく、金がどう、生活レベルがどうなどということは言わない。ただ、彼がいるだけで世界中から人を呼び寄せ、コミューンが巨大化するという呪術みたいな語りでもある。 『ブッタは創造するのではなく触発する 「彼は触発する」と言うことさえ適確ではない 彼の臨在のもとで、物事が起こる...

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クンダリーニ・ヨーガも只管打坐も-1

◎ダンテス・ダイジのケース-1 ダンテス・ダイジは、生前経典を残しており、そのものズバリで、ニルヴァーナへの王道とされるクンダリーニ・ヨーガも只管打坐も極めたことを自ら明かしている。なお両方極めた人物には他に釈迦がいる。 (1)只管打坐  その著書ニルヴァーナのプロセスとテクニックでは、只管打坐の体験記が二種盛られており、一つは絶対愛の目覚めであり、もう一つはニルヴァーナの目覚めである。...

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クンダリーニ・ヨーガも只管打坐も-2

◎ダンテス・ダイジのケース-2 ◎ディメンション・トラベラー (2)クンダリーニ・ヨーガ クンダリーニ覚醒について、冥想法と実際を解き明かしたのは空前絶後と言ってよいだろう。特徴的なのは、チベット密教や日本密教にみられる諸尊格、諸神霊についての観想がほとんど出てこないこと。つまり霊がかり、神がかりのバイアスをほとんど排したクンダリーニ・ヨーガとして画期的なものであると思われる。...

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「幕末戦慄の絆 加治将一」読後

◎綾部に天子を隠せり 「幕末戦慄の絆...

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