◎ダンテス・ダイジのケース-2
◎ディメンション・トラベラー
(2)クンダリーニ・ヨーガ
クンダリーニ覚醒について、冥想法と実際を解き明かしたのは空前絶後と言ってよいだろう。特徴的なのは、チベット密教や日本密教にみられる諸尊格、諸神霊についての観想がほとんど出てこないこと。つまり霊がかり、神がかりのバイアスをほとんど排したクンダリーニ・ヨーガとして画期的なものであると思われる。
そして技法はマハー・ムドラー、ヨニ・ムドラー、クンダリーニ冥想と進行し、七つのボディと七つのクャクラでクンダリーニ上昇の過程を説明していくのだが、七つのボディについても七つのチャクラについても定説がない現代社会では、そのメカニズムを誤解せずに、知的に理解することすら、頭でイメージすることですら簡単なことではないように思う。
ヘルメス文書もかなりきわどいところまで書いている、慧命経も核心に迫ったところまで書いているとは言っても、「ニルヴァーナのプロセスとテクニック」でもって、ここまでさらけ出さなければわからないほど、現代人類の闇は深まったことを感じざるを得ない。
そしてクライマックスは、中心太陽への突入と帰還であるが、それが安手の脚本による大型シネマと違うところはあらゆる宇宙、あらゆる次元を超えるというところである。ここにタイム・トラベラーでも、スペース・トラベラーでもない、ディメンション・トラベラーの面目躍如たるものがある。
しかしそれは、宇宙のロケットの座席で一人のパイロットが体験する数日間のツアーというようなものではなく、「すべてはすべてであった」という全く個々の人間の想像を絶したものであることに注意が必要である。旅行会社任せで何とかなるようなしろものではないのである。
全身全霊をもって、その誠実さ、素直さ、敬虔さ、それまでに経てきたあらゆる実感をもって取り組まねば、重い扉のノブにも手もかからないし、最終ステージ近くでは、その自分も棄て去るというとてつもない恐怖のシーンにあわてふためくことにもなる。
最後に残された謎として、冥想十字マップがある。これは、時間的進化を縦軸に空間的進化を横軸に排し、その交点に「愛」が位置するものである。
縦軸については、7チャクラであり、この文明全体のテーマが「愛」なので、このマップが、社会における自己実現たるマニピュラ・チャクラから愛のアナハタ・チャクラに移行するというこの文明のテーマを意味しているので、この構図がこの文明全体のあり方を示唆するのものであることはわかる。
しかし有想定から無相三昧にいたる横軸が、なぜ空間的進化なのか、謎として残っている。
【チャクラと七つの身体-396】
◎ニルヴァーナ-24
5.ニューエイジ-4 ◎クンダリーニ・ヨーガも只管打坐も-2
(ザ・ジャンプ・アウト450)
◎ディメンション・トラベラー
(2)クンダリーニ・ヨーガ
クンダリーニ覚醒について、冥想法と実際を解き明かしたのは空前絶後と言ってよいだろう。特徴的なのは、チベット密教や日本密教にみられる諸尊格、諸神霊についての観想がほとんど出てこないこと。つまり霊がかり、神がかりのバイアスをほとんど排したクンダリーニ・ヨーガとして画期的なものであると思われる。
そして技法はマハー・ムドラー、ヨニ・ムドラー、クンダリーニ冥想と進行し、七つのボディと七つのクャクラでクンダリーニ上昇の過程を説明していくのだが、七つのボディについても七つのチャクラについても定説がない現代社会では、そのメカニズムを誤解せずに、知的に理解することすら、頭でイメージすることですら簡単なことではないように思う。
ヘルメス文書もかなりきわどいところまで書いている、慧命経も核心に迫ったところまで書いているとは言っても、「ニルヴァーナのプロセスとテクニック」でもって、ここまでさらけ出さなければわからないほど、現代人類の闇は深まったことを感じざるを得ない。
そしてクライマックスは、中心太陽への突入と帰還であるが、それが安手の脚本による大型シネマと違うところはあらゆる宇宙、あらゆる次元を超えるというところである。ここにタイム・トラベラーでも、スペース・トラベラーでもない、ディメンション・トラベラーの面目躍如たるものがある。
しかしそれは、宇宙のロケットの座席で一人のパイロットが体験する数日間のツアーというようなものではなく、「すべてはすべてであった」という全く個々の人間の想像を絶したものであることに注意が必要である。旅行会社任せで何とかなるようなしろものではないのである。
全身全霊をもって、その誠実さ、素直さ、敬虔さ、それまでに経てきたあらゆる実感をもって取り組まねば、重い扉のノブにも手もかからないし、最終ステージ近くでは、その自分も棄て去るというとてつもない恐怖のシーンにあわてふためくことにもなる。
最後に残された謎として、冥想十字マップがある。これは、時間的進化を縦軸に空間的進化を横軸に排し、その交点に「愛」が位置するものである。
縦軸については、7チャクラであり、この文明全体のテーマが「愛」なので、このマップが、社会における自己実現たるマニピュラ・チャクラから愛のアナハタ・チャクラに移行するというこの文明のテーマを意味しているので、この構図がこの文明全体のあり方を示唆するのものであることはわかる。
しかし有想定から無相三昧にいたる横軸が、なぜ空間的進化なのか、謎として残っている。
【チャクラと七つの身体-396】
◎ニルヴァーナ-24
5.ニューエイジ-4 ◎クンダリーニ・ヨーガも只管打坐も-2
(ザ・ジャンプ・アウト450)