◎中東の未来図
国家分割とか国家統合は、住民の意向を無視してはやってはならないが、中東全体でそんなことを考えているのはアメリカと欧州だそうだ。
“新たな中東”という概念は、2006年6月コンドリーザ・ライス国務長官がテル・アヴィブで発表したのが初めらしいが、これに沿う形でのNATOで使われている地図がこれ
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(出所:http://www.globalresearch.ca/plans-for-redrawing-the-middle-east-the-project-for-a-new-middle-east/3882)。
この地図は、「アメリカ秘密公電漏洩事件/原田武夫/講談社P198」や、「革命と独裁のアラブ/佐々木良昭/ダイヤモンド社(こちらは未見)で言及されているそうだ。
この地図の特徴は、アフガニスタンの南に新国家自由バルチスタンができていること、イラクが三つくらいに分かれていること、サウジアラビアが分割され西にIslamic sacred stateという聞いたような名前の国が出来ていること、ヨルダンが大きくなっていること、イスラエルが1967年以前の大きさに縮小していることなど。
個々の内容はともかく、これだけ国境をいじるとなると相当数の血が流れる。大量破壊兵器はなかったけれどイラクのサダム・フセイン政権を倒したアメリカのことだから、手荒な方法を厭わないでやろうとするのだろう。戦争の大義は後から付けるのだろうが、住民・国民の安寧・平和という視点は、中東についてはないのかもしれない。
昨今オバマ大統領は、イスラエルと対立したり、対イランなど従来政策と異なるちぐはぐな中東外交を展開し、奇異の目で見られているところがあるが、こういう地図が根底にあるのであれば、合点がいこうというもの。
中東については、個々の国家ごとに血なまぐさい事件が絶えないが、日本もシリア人質事件など単発の関心でなく、中東全体の絵を描いている人たちのことも意識したいものだ。
日本だって、隣国中国に日本国分割の絵を描かれているようだし。
改めて、古来こういう企画を“悪魔の所業”と呼ぶ。
国家分割とか国家統合は、住民の意向を無視してはやってはならないが、中東全体でそんなことを考えているのはアメリカと欧州だそうだ。
“新たな中東”という概念は、2006年6月コンドリーザ・ライス国務長官がテル・アヴィブで発表したのが初めらしいが、これに沿う形でのNATOで使われている地図がこれ

(出所:http://www.globalresearch.ca/plans-for-redrawing-the-middle-east-the-project-for-a-new-middle-east/3882)。
この地図は、「アメリカ秘密公電漏洩事件/原田武夫/講談社P198」や、「革命と独裁のアラブ/佐々木良昭/ダイヤモンド社(こちらは未見)で言及されているそうだ。
この地図の特徴は、アフガニスタンの南に新国家自由バルチスタンができていること、イラクが三つくらいに分かれていること、サウジアラビアが分割され西にIslamic sacred stateという聞いたような名前の国が出来ていること、ヨルダンが大きくなっていること、イスラエルが1967年以前の大きさに縮小していることなど。
個々の内容はともかく、これだけ国境をいじるとなると相当数の血が流れる。大量破壊兵器はなかったけれどイラクのサダム・フセイン政権を倒したアメリカのことだから、手荒な方法を厭わないでやろうとするのだろう。戦争の大義は後から付けるのだろうが、住民・国民の安寧・平和という視点は、中東についてはないのかもしれない。
昨今オバマ大統領は、イスラエルと対立したり、対イランなど従来政策と異なるちぐはぐな中東外交を展開し、奇異の目で見られているところがあるが、こういう地図が根底にあるのであれば、合点がいこうというもの。
中東については、個々の国家ごとに血なまぐさい事件が絶えないが、日本もシリア人質事件など単発の関心でなく、中東全体の絵を描いている人たちのことも意識したいものだ。
日本だって、隣国中国に日本国分割の絵を描かれているようだし。
改めて、古来こういう企画を“悪魔の所業”と呼ぶ。