◎偶像崇拝との類似
旧約外典ソロモンの知恵の第14章の前半。
まず冒頭は、アトランティスからの避難船の思い出だろうか、その船が難破し、自らの知恵で筏を作って救われる。筏の木片は神の創りしものであり、船は人工物であった。
そこで、人工物を神として崇拝したので、人工物は呪われると、ビシっと厳しい一言が出る。
人工物は、偶像であり、ただの人間を神として崇拝するのも偶像崇拝のバリエーションの一つであり、この文では朽つべきものと表現される。
当時、あるいは現代において、アイドル=諸国民の偶像は広く愚か者の耳目を集め、愚か者の判断力を失わせる。そうして、不敬虔な大勢の者たちに天罰が下る。
これぞ時代を超えた知恵である。
古代北欧のようにソロモンの時代にも巨人がいたともある。
『一
また船出しようとし、荒波を越えて、渡ってゆこうとする者は
彼を運んでくれる舟よりも、もっともろい木片に助けを求める。
二
商売繁盛を願う心がそれを作り出し、船大工が知恵を用いてそれを製作した。
三
しかし父よ、あか.たの摂理が舵をとられる。
なぜならあなたは海にも道を、波間にも安全な航路を設け、
四
こうしてすべてのことから、救う力を持たれることを示される。
それで技術がなくても乗船できるのである。
五
しかしあなたは御自身の知恵の業が、なまけていないことを求められる。
それゆえ人は最も小さな小片に生命を托し、いかだで波間を越えて救われた。
六
おごった巨人が滅びた世の始め、この世界の希望はいかだに乗って逃れ
あなたの手で舵をとられて、世に生命の種を残した。
七
それによって義が行なわれた。木は祝せらるべく
八
手でつくられたもの、そのものと、それを作った者は呪われる。
なぜならそれを彼は造ったからで、朽つべき物は神と呼ばれたからである。
九
同じく神に憎まれるのは、不虔な者とその不敬虔である。
一〇
作られた物は造った者とともに罰せられる。
一一
それゆえ諸国民の偶像に処罰が下るだろう。神の被造の中で忌むべき者となり
人々の魂へのつまづきとなり、愚か者の足のためのわなとなったからである。
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悟りとは何か
旧約外典ソロモンの知恵の第14章の前半。
まず冒頭は、アトランティスからの避難船の思い出だろうか、その船が難破し、自らの知恵で筏を作って救われる。筏の木片は神の創りしものであり、船は人工物であった。
そこで、人工物を神として崇拝したので、人工物は呪われると、ビシっと厳しい一言が出る。
人工物は、偶像であり、ただの人間を神として崇拝するのも偶像崇拝のバリエーションの一つであり、この文では朽つべきものと表現される。
当時、あるいは現代において、アイドル=諸国民の偶像は広く愚か者の耳目を集め、愚か者の判断力を失わせる。そうして、不敬虔な大勢の者たちに天罰が下る。
これぞ時代を超えた知恵である。
古代北欧のようにソロモンの時代にも巨人がいたともある。
『一
また船出しようとし、荒波を越えて、渡ってゆこうとする者は
彼を運んでくれる舟よりも、もっともろい木片に助けを求める。
二
商売繁盛を願う心がそれを作り出し、船大工が知恵を用いてそれを製作した。
三
しかし父よ、あか.たの摂理が舵をとられる。
なぜならあなたは海にも道を、波間にも安全な航路を設け、
四
こうしてすべてのことから、救う力を持たれることを示される。
それで技術がなくても乗船できるのである。
五
しかしあなたは御自身の知恵の業が、なまけていないことを求められる。
それゆえ人は最も小さな小片に生命を托し、いかだで波間を越えて救われた。
六
おごった巨人が滅びた世の始め、この世界の希望はいかだに乗って逃れ
あなたの手で舵をとられて、世に生命の種を残した。
七
それによって義が行なわれた。木は祝せらるべく
八
手でつくられたもの、そのものと、それを作った者は呪われる。
なぜならそれを彼は造ったからで、朽つべき物は神と呼ばれたからである。
九
同じく神に憎まれるのは、不虔な者とその不敬虔である。
一〇
作られた物は造った者とともに罰せられる。
一一
それゆえ諸国民の偶像に処罰が下るだろう。神の被造の中で忌むべき者となり
人々の魂へのつまづきとなり、愚か者の足のためのわなとなったからである。


悟りとは何か