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Channel: アヴァンギャルド精神世界
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薩摩と長州

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国家神道から無神論へ

薩摩と長州の評価について昔はさほど関心を持つことはなかったが、NHKの大河ドラマ八重の桜で初めて会津の側からの維新を知って、戊辰戦争の経緯がわかり、また薩長土肥礼賛でない維新の見方があるのを知った。

あの出口王仁三郎ですら、当時の政権が、薩長系であることからズバリ名指しの批判はできず、『サツマ芋や丁子が荒らしてきたのだから、跡の整理も荒らした者がする責任があるにも拘わらず、雲にかくれて首を出さぬ大熊の卑怯さ、これも自業自得とは云ひ乍ら、能くも行き詰まったものだ。

俗謡に「後の始末は誰がする鬼が出てきて始末する」何だか肩が凝るような、我々は思ひがするのである。』
(雑誌神霊界大正8年11月1日号「随筆」から引用)

つまりサツマ芋が薩摩で、丁子が長州なのだが、これだけでもわかる言論弾圧の恐ろしい時代ではあった。後の始末の鬼とは、出口王仁三郎のことだから肩がこるという。

出口王仁三郎は、『薩長は日本を荒らした』(新月の光(上)/木庭次守編P323)と評価しており、明治維新から150年も経とうとする今になってすら、維新時と同様に英国の大きな日本への支配力をうかがわせる、新国立競技場の高額建設費問題(設計者は英国在住のイラク人と称する人)が起きている。70年前日本は米英と戦い再び(長州は下関戦争でイギリス・フランス・オランダ・アメリカの四か国連合に敗れた)敗れたが、今に至るも米英の支配権は健在なのだなと推察される。

安倍政権も長州系であり、伊藤博文以来の長州系は必ず政権の近くにいる。天皇現人神での国家神道で日本を荒らし、戦後は無神論で荒らし、跡の始末は誰が考えているのやら。自分自身で始末をつけるのだろう。

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