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宗像大社と沖ノ島

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◎武の三女神

宗像大社と沖ノ島が世界遺産候補になった。

古事記の天の安の河で、須佐之男命が誓いを立てる段。霊界物語12牧30章から。
『乃ちお前の魂である所の剣を渡せと天照大御神が仰せられたから、それをお渡しになると、天照大御神は三つに折つて、
 『天の真名井に振り滌ぎてさ嚼みに嚼みて吹き棄つる気吹の狭霧になりませる神の御名は』

 第一番にお生れになつた神は多紀理姫命、次に市寸嶋比売命、次に多気津姫命の三女神で現に竹生嶋に祀つてあります。安芸の宮嶋に祀つてありますのは市杵島姫命であります。次に多紀理姫命、多岐津比売命、この三人の女神がお生れになつた。今度は須佐之男命、この神様は非常に怖い、絵で見る鐘馗さんみたいな暴悪無類の神様のやうに見える、おまけに剣まで佩ひて居られる、その剣をお調べになると、三人の綺麗な姫様がお生れになつてゐるのである。この三女神は竹生島その他の神社に祀つてあります。三女神の神名を言霊上より解釈すれば『多紀理姫命は尚武勇健の神』『市寸島姫は稜威直進、正義純直の神』『多気津姫命は突進的勢力迅速の神様』でこれが真正の瑞の御魂の霊性であります。

この竹生島とは竹生と書きまして昔から武器の神様としてあります。即ち武器といふのは、竹が初まりであつて、先づ竹槍を造つた。そして竹で箭を造り、弓を拵へることを発明したといふやうな工合に、今の武器の初めは竹であつた故に武の字をタケと読むのであります。

そこで今建速須佐之男命の持つて居られました剣、つまり須佐之男命様の御霊である所の刀からは三人の姫神がお生れになつた。刀を持つて居るから建速と申すとも言ひます。多紀理比売は手切姫で斬る。多岐都比売は手で突くといふ意味にもなります。伊突姫も突刺す意味である。すると槍とか剣とかは伊突き、手切り、手断突の働きになつて居ります。とに角立派な綺麗な極従順な鏡の如き姫神様でありました。それでこれを瑞の霊とも、三人の霊とも申します。』

出口王仁三郎は、まず三女神まとめて近江の琵琶湖の竹生島に祀っているという説を採る。その一方で安芸の宮嶋に祀つてありますのは市杵島姫命としている。

また古事記では、多紀理毘売命(たきりびめ)は 別名 奥津島比売命(おきつしまひめ)としているが、筑紫の沖ノ島という特定はしていない。

沖ノ島は、26巻4章に出てくるが、竹生島の段に登場するのであり、九州ではない。
ただし、世の中で三女神を祀る神社は、竹生島の他にも多いが、出口王仁三郎は、安芸の宮島と江の島には特に言及している。

なお出口王仁三郎は、日本書紀については参考にしていない、古事記ですら目茶目茶(わや)にされていると言っているくらいだから。

いずれにしても武神である多紀理姫命、市寸嶋比売命、多気津姫命の神社が話題に上がるのは、集団的自衛権の問題は人為でなく、天機つまりそういうタイミングが到来したという神意を意味しているのだろうと思う。


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