使徒行伝の意識レベルの低下
◎若者は幻を見る 使徒行伝では、終わりの世には、あなたがたの息子、娘は預言をして、若者たちは幻を見、老人たちは夢を見るという。この原因は、イエスの霊が下るからだと説明しているが、意識レベルが世の中全体に低下する現象が見られることを云う。潜在意識の表層意識への露出あるいは浮上である。...
View Article何か完全なこと、善きことを行おうと考え
◎神の意志における平静 ヤコブ・ベーメの「キリストへの道」から 『何か完全なこと、善きことを行おうと考え、そこにおいて永遠に歓喜し、それを享受しようと考える人は、我欲としての我性から脱して、神の意志における平静の中へ入り行き、神と共に働く。』 (キリストへの道/ヤコブ・ベーメ/松籟社P107から引用)...
View Articleギャンブルと巨億の富
◎自分が食べる分以上にどれだけ持っているかの意味 道教系の求道者笹目秀和氏が、戦前に満州で草競馬の当たりを知人に予言してやり、知人は一レースで5百万円儲かったが、笹目秀和からその金は公共のために用いることときつく戒められていたのにもかかわらず、私したために、悲惨な最期を遂げた。...
View Articleダンテス・ダイジのホワイト・フォックス
◎だが、おまえもおれなのだ。 今日も外国人観光客の人気ナンバーワンの観光スポットは、ホワイト・フォックスの伏見稲荷でござる。 そこで、ダンテス・ダイジのホワイト・フォックスの詩。出所は彼の未公刊の「老子狂言」でそこからの引用。...
View Articleボブ・フィックス-ある瞑想家の冒険
◎超能力者であり、霊能力者であり、非常にナイーブ ボブ・フィックスは、TMのマハリシ・マヘッシ・ヨーギの愛弟子。その悟境は、十牛図でいえば、第三図には行っている。 クンダリーニ・ヨーガ系の冥想家であって、書いていることは、霊がかりである。霊がかりの弊害をあまり気にしておらず、その意味で楽天的と思った。 この著書の中で、一生懸命結跏趺坐での空中浮揚に取り組んでいたのは、どうかと思った。...
View Article人の好い日本人
◎中国人の発想と作法 人の好い日本人は、同盟国アメリカが日本の害になるような政策を日本人には取ってこないと思いがちだが、プラザ合意や、日米貿易摩擦などにより、特に90年代以降アメリカは一貫して日本弱体化政策をとってきた。こうしてアメリカが、湾岸戦争、イラク戦争、アフガン紛争などで疲弊していく中、中国が日本の脅威として勃興してきた。...
View Articleこの70年の真の信仰
◎只管打坐とクンダリーニ・ヨーガ 70年前までは、宗教あるいは真の信仰というものは、自分の外側にあった。70年経って、自分の内側に感ずることができる人が大半になった。いやむしろ、冥想を行うことにより、自分の内側に感ずることができる可能性のある人が大半となった。...
View Article背骨をまっすぐにする技術
◎日課への組み込みと継続 精神状態が坐相、つまり坐った姿勢を決めるという側面はあるが、冥想時に背骨をまっすぐに立てるのは基本中の基本である。 クンダリーニ・ヨーギ本山博が、背骨をまっすぐに矯正する体操を説いている。たとえば、一日中マウスを握る仕事だと、右肩が下がりがちなものだ。 彼の背骨矯正体操は以下4種 1.飛び出した背骨をもとに戻す。 (1)手足を伸ばしてうつぶせに寝る。...
View Articleテレビが壊れた
◎明るくていつまでもなんとかなる的な世界 テレビが壊れた。購入後6年目。一日に1時間もテレビを見ることは少ないので、さほど支障はないかに思われた。 日常生活の中で最低限必要な情報は、天気予報であり、交通情報であり、一部の自分に関連するニュースだけである。テレビであれば、これらが、他の関係ない情報中に含まれて流れてくるのだが、テレビが壊れると自分でネットで調べなければならない。...
View Article善行にも悪行にも飽いた人
◎苦と遊戯 人の行為には、悪行と善行がある。悪行の結果は罪であり、善行の結果は、功徳である。 悪行を積み重ねれば地獄に行き、善行を積み重ねれば天国に行く。 地獄では、あらゆる苦痛を受け、罪に相当する苦痛を受けることが完了すれば必ず地上への再生が起こる、とシヴァ・サンヒターでは述べている。 更にシヴァ・サンヒターでは、...
View Article日本人は正直か
◎古梁紹岷 古梁紹岷(1753~1839)は、江戸時代の臨済宗の僧。江戸東禅寺の万庵について得度。後に松島の瑞巌寺などの住職についた。 古梁12歳の頃、品川の東禅寺で小僧をやっていた。ある日仙台の伊達侯が、先代の法要のため東禅寺に参詣した。書院で休息している伊達侯に、古梁が茶を持ってきたが、それを受取ろうとした伊達侯は誤ってひっくり返し、袴を濡らしてしまった。...
View Article臨済の悟りの四つのあり方
◎四料揀の白髪頭の子 師臨済は夜の説法で、修行者達に教えて云った、「私は有る時は人を奪って境を奪わない(奪人不奪境)。有る時は境を奪って人を奪わない(奪境不奪人)。 有る時は人境ともに奪う(人境倶奪)。有る時は人境ともに奪わない(人境倶不奪)」。 その時一人の僧が尋ねた、「人を奪って境を奪わない(奪人不奪境)とはどのような境地ですか?」...
View Article内田良平の『支那観』に見る中国人の悪い面
◎中国4千年の自家の私利私欲が最優先 中国人には良い面と悪い面がある。悪い面については、中国にしばらく滞在したことがあるものなら実感として感じるものだが、戦前の右翼の大立者内田良平が、その著書『支那観』によって、まとめてくれている。 (内田良平の『支那観』は、国会図書館デジタルアーカイブでダウンロード可能になっています。)...
View Article内田良平の『支那観』に見る中国人の悪い面-2
◎第二の元寇 内田良平の支那観により、中国人の徹底した個人主義と我良し的発想と、公徳心のなさ、守銭奴ぶりを見ることができる。...
View Article善なればすなわち千里の外これに応ず
◎易経繋辞伝の風沢中孚 中国古代の錬金術書『周易参同契』にこのような文がある。 『君子その室に居り、その言を出して、善なればすなわち千里の外これに応ず、と。』 これは易経繋辞伝の中孚の説明に上がっているのを引用してきているものだが、君子が自分の部屋で、ブログやtwitterやsnsでつぶやいた時に、それが善言であれば、千里も離れたところにいる人までもそれに感応してくるということ。...
View Articleロナルド・レーガン号入港と芸能ニュース
◎危機と情報操作 一般に10月になれば天候は安定し、晴天が続くものだが、今年はいきなり豪雨暴風の爆弾低気圧に襲われている。 産経ニュースによれば、1日最新鋭原子力航空母艦ロナルド・レーガン号が横須賀入港。横須賀には既に今年6月、イージス艦チャンセラーズビルが入港、さらにイージス艦2隻が追加配備される予定で、同基地の艦船は1945年の終戦に伴う接収以来、最多の14隻になるという。...
View Article道教は日本に根付かなかった
◎鑑真と玄宗 唐の皇帝玄宗(685年)と唐招提寺の鑑真(688年)は生年が3年しか違わないので、そのものズバリの同時代人。 最近、古事記の改竄についての諸説を読んでいたら、その中に日本が鑑真を招請した時に、玄宗から、「仏僧を求めるのなら我が国は道教国家だから、道教の僧もつけてやろう」というう申し出があり、日本は丁重にこれを断ったという件を読んだ。...
View Article黄金を山と積みつつ苦しみて
◎死にゆく人の魂あはれなり 出口王仁三郎の大道を歩むから。これは昭和8年の文章と思われる。 『国民は枕を高く眠るべき時にあらぬを自愛のみあせる 皇国に陸海軍なかりせば西洋諸国に亡ぼさるべし 浅薄なるキリスト教理を妄信せる西洋諸国は公道を解せず 黄金を山と積みつつ苦しみて死にゆく人の魂あはれなり 神よりも大事と金銀たくはヘし人の死にゆく地獄道なり...
View Article物部氏と古神道
◎物部文字と古事記 古神道の神典は、古事記。その古神道を天孫降臨以前から護持していた名家が物部氏。 仏教反対派であった物部氏は、「まさに今改めて外国の神を拝むならば、恐らくは国神の怒りを招くだろう」(欽明紀)、とか、「なぜ国神に背いて他の神を敬まうのか」(用明紀)などと述べている。...
View Article