私は神から出て神に赴いた
◎十牛図の第九図、第十図 イスラムのペルシア人神秘家のビスタームのバーヤズィードの言葉。 『私は神から出て神に赴いた。 そしてついにそれらが私から出て私の中へ「おお、汝なる我よ」と叫ぶようになった。』 (イスラムの神秘主義/R.A.ニコルソン/平凡社/p32から引用)...
View Article健康と財産
◎人間と神の間を隔てる幕帳(とばり) ルーミーは、人間と神との間を隔てる幕帳(とばり)は、健康と財産だという。健康または財産を失いかけた時、人間はにわかに「神様、仏様」とやりだす。 悔しいことだが、大方はそんなもんだ。民事の困りごとの9割は金でかたがつく法治社会。しかし、非正規労働者4割、貧困層の子供六分の一のこの時代に、金でかたをつけられる人は少数だ。...
View Article明治22年伊勢神宮遷宮
◎内宮の配置変更 明治5年明治天皇は、歴代天皇として初めて伊勢神宮を参拝された。 明治22年、明治政府は伊勢神宮の遷宮を執り行ったが、この際、内宮の配置が天正13年(1585年)に遷宮が再開されて以来300約年振りに変更された。 公式説明では、天正の遷宮ではそれ以前と異なる配置にしたので、それ以前の天武天皇が設計した当初の姿に戻したということであった。 (三種の神器/戸矢学/河出書房新社P116)...
View Article天皇陛下が神武天皇陵を参拝
◎大和心、大和魂を思い起こす 2016年4月3日、天皇皇后両陛下は、奈良県橿原市の神武天皇陵に参拝された。この日は同天皇の没後2600年に当たるとされ、午後には同天皇を祭る橿原神宮にも参拝した。秋篠宮ご夫妻が両陛下に同行した。 神武天皇が、長髄彦以下の諸賊を征服された時にも、まず天神地祇を礼祭し、その神意に従つて行動なさった。 以下は出口王仁三郎の歌...
View Article法治から徳治へ
◎road to 神主主義 現代は、法治の時代。しかし、法治の時代も法の隙間をかいくぐり潜る者が多いため、膨大な法律体系ができ、素人ではよくわからないものになっている。 法律は、道徳の最低限のものを規定したものだが、悪いことをするなとは書いてあるが、善いことをせよとは書いていない。伝統的な善悪の基準である功過格でいえば、悪の基準ばかりで、善の基準がないという片手落ちなものである。...
View Article一休 普化を讃す
◎坐脱立亡多敗闕 一休は、狂雲集にてその大悟の境地を明らかにしているが、日本文学では珍しくその男色、女色体験をも披露しているので、その聖性よりも淫猥さに目を奪われ、本末転倒した読み方がされがちなのは遺憾なことである。 宗教体験の極みは、世俗の世界観も倫理観も飛び出るとはいえ、俗人には真相を見極めがたいのは、逆に一休の面目でもある。...
View Article一休と普化和尚
◎老禅作略使人愁 一休は、少年時から男色になじみ、尼さんとの情交も厭わず、晩年には盲目のうら若き女性との同棲までこなした。こうした男性なので、さぞやイケメンだったと思いきや、むさくるしい中年男の肖像が残されているのは、死後においても一休のしつらえた公案のような気がする。...
View Article時代を穿つ力
◎世界の復元 最後の時代の大破壊は、時代を穿つ力がもたらすという。 卒啄同機という言葉で表されるように、人間もこの世界も個の世界なる現世と真実不壊の世界なるあの世・彼岸の両方からその間にある壁を穿たれて、その壁に穴が開くときが来る。 それが個人のベースで言えば、大悟覚醒であり、時代あるいは世界というベースで言えば、千年王国の到来であり、神政成就、みろくの世の実現である。...
View Article鏡をご神体に置き換えた明治時代
◎八雲立つ出雲八重垣妻ごみに八重垣作るその八重垣を 諏訪大社のご神体は、本宮は拝殿後背林(通称 御山)、秋宮はイチイの神木、春宮はスギの神木を神体とする由。 大神神社は後の山がご神体。熱田神宮は草薙剣がご神体。岡山県玉野市の玉比神社(たまひめじんじゃ)では、巨石がご神体。御幣がご神体のこともある。このようにご神体にはいろいろある。...
View Article唐代の歴代皇帝の丹薬禍
◎すぐ悟れる丹薬 唐代の皇帝は、多く丹薬で死亡している。 『秦の始皇帝や漢の武帝が丹薬の副作用で死んだことは有名だが、歴代の皇帝たちの多くも、悲惨な中毒死に見舞われている。数例、箇条書きにしてみよう。 ■2代皇帝・太宗(在位626-644)=名君として知られたが、外国人の作った“延命薬”を飲んだ後、突然倒れて死んでしまった。 ■11代皇帝・憲宗(在位805-820)=柳泌(りゅうひつ)...
View Articleマジュズーブ(神に酔える者)
◎神的酩酊から還らず イスラムのスーフィズムには、マジュズーブという神の酩酊に居る存在がある。インドでいえばラーマクリシュナに似ている。 『マジュズーブ スーフィズムには、マジユズーブ(神に酔える者)と呼ばれる、恒久的に神的酩酊の状態にあって尋常でない人が存在する。彼らは他者を導くことはけっしてできない。この問題について問われたシャイフ・ハーッジ・アッダは言っている――――...
View Article記憶と自分像
◎自分、本来の自己、真面目 他人に植え付けられた誤った記憶や思い違いによる記憶で、証人が裁判で証言し、無実の人が有罪になったり、あるいは精神分析で、患者の精神的苦痛の原因を掘り起こす中で、幼い頃に受けた虐待が現在の苦痛になったと判断され、犯してもいない虐待をしたことにされる人もいる。 記憶のすべてが誤りではないが、重要な記憶がこのように誤りであることの影響は大きい。...
View Articleドン・ファン・マトゥスの背中をドン
◎水を飲むかどうかは本人次第 1980年代にスピリチュアルの書店の書棚を覗くと、クリシュナムルティ、OSHOバグワン、そしてカルロス・カスタネダがご三家だったように思う。 カルロス・カスタネダは、本人も故人、師匠のドン・ファン・マトゥスも故人となったが、ソーマ・ヨーガの死の世界を開示してくれた。 その著書の中で毎度登場し、いつもその理由が気になっていたのが“背中をドン”である。...
View Article悪魔のささやきは気に作用する
◎暗示から衝動へ 加賀乙彦は、悪魔のささやきは、殺人者や自殺者に「ついふらふらと」「気がついたら動いていた」「よく覚えていない」など無意識に作用することを指摘している。悪魔のささやきはあいまいでぼんやりした状態において人に働きかけ、衝動殺人、衝動自殺、衝動犯罪を起こさせる傾向がある。...
View Article熊本で大地震
◎人のさかしらを越えたところ どんな宗教者でも哲学者でも大富豪でも権力者でも、端然と大地震の真っ最中に立っていることはできない。誰でも命惜しさに醜状を晒しながら逃げるしかない。 こうした危急の際、最初は一物でも持って出ようという物質慾があるかもしれないが、次第に揺れが続くにしたがって、そうした気持ちも放棄して逃げ出さねばならなくなる。...
View Articleバーヤズィード・バスターミーの修行
◎ありとあらゆる被造物が死ぬ イスラムの神秘家バーヤズィード・バスターミーは、9世紀イランの修行者にて神秘的合一を達成した人物。彼の祖父は、拝火教徒で、父はバスタームの名士だった。 『伝えられるところでは、彼はこう語ったという。...
View Article中央構造線と巨大地震の連発
◎人心の刷新 フォッサマグナといえば、映画「黒部の太陽」で世に広く知られることになったが、中央構造線も巨大地震のラインだとは、今回初めて知った。 というのは、豊臣秀吉の頃、 1596年9月1日慶長伊予地震 M 7.0 愛媛県で寺社倒壊など 1596年9月4日慶長豊後地震 M 7.0~7.8 大分県で死者710人など 1596年9月5日慶長伏見地震 M...
View Article日本の龍脈-中央構造線
◎ただひとり かみのみまえに ひれふし おろがむ 中央構造線に沿った古社を西から追っていくと まずは九州、 阿蘇神社 (肥後国一宮) 大分へ横断して 西寒多神社(豊後国一の宮) 松山、西条、四国中央と進み、四国の吉野川沿いに横断し 大麻比古神社(阿波国一の宮) これは鳴門 和歌山市から再上陸し、日前・国懸神宮(紀伊国一の宮・旧官幣大社)...
View Article地震への備え
◎他人任せ 東北北海道の人は、幼少の時から地震は怖いものだと骨身にしみており、関西の人も阪神大震災、関東の人も東日本大震災があってから、防災用品とりわけ食料、水の準備は心がけている人が多いはずだ。その目安は、東日本大震災以前は3日分は備蓄というのが基準だったように思うが、最近は、今後の首都圏大震災では7日分と言い出すようになった。...
View Article出口王仁三郎が世界の秘密を見た時
◎み神よ我と倶(とも)にあれ この歌は、出口王仁三郎が、初めてこの世界の行く末と世界の秘密を高熊山の一週間連続冥想修行において感得した時に、留守宅の机上にしたためておいたメモ。 この後、彼は意識ははっきりしているが口もきけない、身体も動かせないという状態に入る。この文章が高熊山修行後に書かれたものであろうとは思われるが、本人はそう説明していない。 『我は空行く鳥なれや 我は空行く鳥なれや...
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