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Channel: アヴァンギャルド精神世界
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沢庵禅師の太阿記-1

◎活人剣 太阿とは、活人剣のことである。悟りを以って世を渡るということであって、銃刀法に登録した名刀を持って時々振り回すことではない。 沢庵禅師の太阿記の本文。 『蓋し兵法者は勝負を争わず、強弱に拘わらず、一歩を出でず、一歩を退かず。 敵、我を見ず、我、敵を見ず。 天地未分、陰陽到らざる処に徹して、直ちに功を得べし』...

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外国が同腹になりて

◎一旦皆引寄して、其後で地震、雷、火の雨降らして 「外国が同腹になりて攻めて来る」とは、外国が日本だけを敵とみなして一斉に攻めかかってくるということだが、これは、大本神諭に出てくる未来ビジョン(幻視)。 これは、今まで実現などしたことがなかったかのように思われるが、実は一度あった。...

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ギルガメシュの不死の探求

◎不死とは、他者である神のものなのか。 親友エンキドゥを失ったギルガメシュは、自分もエンキドゥのように死ぬのではないかと不安に駆られた。 そこでギルガメシュは、不死を得た人物であるウトゥナピシュティムを訪ねて、太陽が日毎に通る門を見つけ、その中の暗闇のトンネルを12時間歩き、あらゆる食欲、肉欲、感覚刺激の享楽の誘惑も退け、死の海を越えて、ウトゥナピシュティムに出会うことに成功した。...

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沢庵禅師の太阿記-2

◎刀を用いずして人を殺し、刀を用いて人を活かす 太阿記訓読の続き。 『夫れ通達の人は、刀を用いずして人を殺し、刀を用いて人を活かす。殺すを要さば即ち殺し、活かすを要さば即ち活かす。殺々三昧、活々三昧也。 是非を見ずして能く是非を見、分別を作さずして能く分別を作す。 水を踏むこと地の如く、地を踏むこと水の如し。 若しこの自由を得れば、尽(じん)大地の人、他を如何ともせず、悉く同侶を絶す』...

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ナチスドイツのチベット探検隊

◎外に求める時代の終わり 先日、テレビを見ていたら、ナチスドイツが1938年チベットに探検隊を送り込んで、それをきっかけにチベットとの人的交流も行われていたことを伝えていた。 それ以上の詳しいことは何も語られなかったが、ナチスドイツが国策の一環としてチベットのオカルティズムに関心を寄せていたことが明らかになった。...

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宗教改革と水の洗礼、火の洗礼-1

◎宗教の立替え立直し どの宗派でもそうだが、宗教改革には、見えにくい先行者と、後発だが大きな目に見える成果をあげる表向きの改革者がある。 通常二人はペアであり、両方そろわないと、宗教の改革は成らない。 日本で言えば、役行者が先行改革者であり、空海が後発改革者。...

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宗教改革と水の洗礼、火の洗礼-2

◎耳で見て目できき鼻でものくうて 口で嗅がねば神は判らず 宗教改革と水の洗礼、火の洗礼と言えば、キリスト教のヨハネとイエス。 出口王仁三郎は、宗教改革のメインは、イエスでなくヨハネであって、ヨハネは、神界、幽界の修理固成の神業をなし、イエスはそのサポート役に過ぎないと見る。 これを確証するには、『耳で見て目できき鼻でものくうて...

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水爆の夢

◎巨大な火の玉が無数に空で燃え上がる 2017年9月3日北朝鮮が水爆実験を行ったと発表した。その後で、北朝鮮から発表された水爆の写真を見て目を見張った。 くびれた型で、後方が延びればコカコーラの瓶の形ともいえよう。 これと似た爆弾の打ち上がるのを、 『巨大な火の玉が無数に空で燃え上がる』と幻視したのはダンテス・ダイジ。この話は、彼の座談の中に出てくる。...

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アメリカでの仏教文化

◎ライフスタイルと文明の問題 アメリカのテレビドラマや映画を見ていると、日本語の仏教用語がそのまま出てきて、ぎょっとさせられることがある。 ZENなどは、その横綱クラスであって、IT関連商品を中心として、かっこいいという意味のZenを冠した商品はいくらでもある。 それとちょっと地味なみたいなニュアンスのwabisabiもわりと頻出である。 そしてSatori。これは、そのものズバリで、Sudden...

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利休百首

◎茶はさびて 心はあつくもてなせよ 利休百首に先んじて、紹鷗百首とか、利休五十首とかがあって、利休百首にまとめられたのは後代のことらしい。 利休自身の悟境は怪しいが、世俗的功利的価値観や、闇を忌避するアポロン的価値観に一石を投じ、わびさびの形を万人に評価せしめたそのエネルギーは敬服に値する。 その道に入らんと思ふ心こそ 我が身ながらの師匠なりけり (発心の大事さを説く)...

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最終解脱或いは最終的な解脱

◎絶対的な孤立(カイヴァリヤ=独存) ヨーガでは、トランスから入る。そしてサマーディに入る。サマーディ(三昧)は、入我。 ヴィヤーサは、有想三昧から無想三昧への移行について、有想三昧の最終段階に達した時に自ずと得られる照明(知恵)によって、絶対的な孤立(カイヴァリヤ=独存)が起こるとした。...

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至人は己れなく、神人は功なく、聖人は名なし

◎荘子とOSHOバグワン 荘子の逍遥遊篇から。 『若し夫(そ)れ天地の正に乗じて六気の弁に御し、以て無窮に遊ぶ者は、彼且(は)た悪(いずく)にか待たんとするや。  故に曰わく、「至人は己れなく、神人は功(いさおし)なく、聖人は名なし」と。』 ※六気:天地間に存在する六つの気。陰・陽・風・雨・晦(かい)・明。または、寒・暑・燥・湿・風・火。 大意:...

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空海の病気治療と人間観

◎地水火風の不調と悪霊のたたりと悪いカルマ 空海の秘密曼荼羅十住心論序に病気治療観が書いてある。 曰く、 病気の原因は、地水火風の不調と悪霊のたたりと悪いカルマにしぼられる。 そこで身体の病気を治す方法に8あり。温泉、散薬、丸薬、酒、針、灸、まじないといましめ(呪禁)。さらに薬ではたたりや悪い報いを退けることはできないが、呪法は、一切の病を治すことができるとまで言っている。...

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トースとダンテスの合体

◎組織宗教と個人宗教、顕教と密教 エジプト神話では、トースは出てくるし、アメンチーの名も出てくるが、何のことかは、想像すらもできないほどに。...

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トースとダンテスの合体-2

◎ダンテスの甘いささやきと悪影響 ダンテスの系流に属する聖者たちは、アトランティス末期のダンティス・ ケンタウロス、クリシュナ、臨済などがいる。 彼らの主張は、ステップや方便を越えて単刀直入に「現実」に言動せしめること。つまり、時により、人により、...

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トースとダンテスの合体-3

◎マニピュラからアナハタへ ダンテス・ダイジ座談の中で、ある来訪者に対し、人生の裂け目のことを表現するのに、『「戻ってこーい。戻ってこーい」と叫んでいるような何かを感得すること』というように表現し、かの来訪者もそれを感得するシーンがある。...

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GPS、SNS、セキュリティの不幸リンク

◎ますます息の詰まる時代 1970年代や80年代に比べると、2010年代の今の時代は誠に小さいことにうるさくなった。それこそ箸の上げ下ろしに至るまで細々と言い立てるのが当たり前になった。 そうなると気は小さくなり、些細なことで気はふさぎ、気の循環はスムーズにはいかなくなりがちなものであり、世にうつ病者や、引きこもりが多数出現する主因となっている。...

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沢庵禅師の太阿記-3

◎天下に比類なき名剣 太阿記訓読の続き。 『這箇を得んと欲すれば、行住坐臥、語裡黙裡、茶裡飯裡、工夫を怠らず、急に眼を着けて、窮め去り、窮め来たって、直ちに見るべし。 月積み年久しくして、自然暗裡に灯を得るが如きに相似たり。 無師の智を得、無作の妙用を発す。 正にその時、只、尋常の中を出でず、しかも尋常の外に超出す。 これを名付けて太阿という。』...

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人の息を詰まらせ気晴らしを奪う

◎日本的ライフ・スタイルと社会システムが精神病者を大量生産 昔コンピューターセンターみたいなところに行って、二重三重のチェックを受けて入ると、そこは真夏でも空調のガンガン効いた空間であり、「ようやく入ったが、出るのも大変だな」などと心理的な息苦しさを感じたものだった。...

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完璧な分断と絆幻想

◎平時でも分断孤立した生活と意識 大規模災害の後は絆がスローガンになる。それは、大規模災害で、ライフラインが破壊されると、生活は分断、孤立しがちになるもので、生存を維持するためには、食料、水、情報などの絆が要るということ。...

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