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Channel: アヴァンギャルド精神世界
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天下道あれば

◎荘子外篇天地篇から 荘子外篇天地篇から。 『天下道あれば、万物と共に各々安んじてその生を得、 天下道なければ、徳を修めて隠退し、 千歳の後、現世を厭えば、 やがて天に上り、 かの白雲に乗じて上帝の在ますところに往くならば、病老死などの災患もなくして常に幸福である。』...

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北朝鮮とアメリカの恫喝合戦

◎平和平和と唱えても やくざ同士の恫喝のように北朝鮮はグアムを撃つといい、アメリカも炎と怒りで対抗するなどと舌戦が始まっている。長かった平和の時代も終わりだろう。 平和平和平和と唱えれば、すべてが平和である世界に入り(マントラ・シッディ)、平和が実現するということはあるが、それは冥想修行の話。...

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白隠禅師坐禅和讃-1

◎人は本来仏である 白隠禅師はとても感激性であって、とてもフランクだった。ちょっとした悟りの都度、慢心を起こしたが、坐禅にはまじめに取り組み続けたからこそ大悟何回、小悟数知れずとなった。 いわゆる最終解脱したかどうかは怪しいところもあるが、日本の禅の中興の立役者の一人ではある。戦乱のない時代にいかにまじめに坐るモチベーションアップさせたか、その手腕には見るべきものはあったと思う。...

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白隠禅師坐禅和讃-2

◎闇路に闇路を踏そえていつか生死を離るべき 白隠禅師坐禅和讃の続き 『六趣輪廻の因縁は 己が愚痴の闇路なり 闇路に闇路を踏そえて いつか生死を離るべき 夫れ摩訶衍の禅定は 称歎するに余りあり 布施や持戒の諸波羅蜜 念仏 懺悔 修行等 その品多き諸善行 皆この中に帰するなり』 六趣輪廻は、六道輪廻(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天)。 愚痴は無明マーヤ。...

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パラケルススの腐敗の意義

◎爛熟と腐敗 パラケルススの『自然の光』から。 『腐敗はあらゆる発生の始源である。 ・・・・・それは自然の形姿と本質、諸力と効能を転換する。胃の中の腐敗があらゆる食物を粥状に転換するのと同じような仕方で、腐敗は胃の外でも起る。 腐敗はまことに大いなる諸物の産婦である。多くのものが腐敗によってさらに多種多様なものとなり、そこから一つの高貴な果実が生まれる。...

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白隠禅師坐禅和讃-3

◎自性すなわち無性にて 白隠禅師坐禅和讃の続き 『一座の功をなす人も  積し無量の罪ほろぶ 悪趣何処にありぬべき 浄土即ち遠からず かたじけなくもこの法を 一たび耳にふるる時 讃歎随喜する人は 福を得る事限りなし いわんや自ら回向して 直に自性を証すれば 自性即ち無性にて 既に戯論を離れたり』...

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秘儀と偽パワー・スポット

◎金を払うのと準備ができているかどうかは別 チベット密教の秘儀生気次第と究竟次第。究竟次第の最後の方は、文字にはなっていない。 呼吸覚醒法ヴィパッサナーでも情況は同じ。 あるときOSHOバグワンのところにアナパンサティ・ヨーガ(呼吸覚醒法)をスリランカで3年やった修行者がやってきた。彼は3年間ちゃんと眠れず、手足は震え、始終汗をかき、ほんの一歩進むのも恐れるほどのノイローゼ状態だった。...

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魔術とは何か

◎パラケルススの定義 密教とは、微細身レベルのパワー操作を人間のために生かすというテクノロジーなのだが、パラケルススが魔術を定義する。 パラケルススには、魔術についてという文章がある。これによると 1.魔術とは天の力を人間に引き入れ、人間の中で天の働きを発揮させる術である。 2.天の星位は、天の力を人間に引き移すことができるのだが、同様のことができる人間がいる。これを魔術師(賢者)と呼ぶ。...

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パラケルススのあらゆる宇宙の滅亡

◎神と人との合一について 悟る直前にはあらゆる宇宙が滅亡する。パラケルススは、そのことを、その文章だけ読んだのではわからないが、わかる人にはわかるみたいな書きぶりで、記している。 パラケルススは、かんしゃく持ちの気難しいお医者さんであって、時にその書いている文章からは聖性と全くかかわりのない医術パートもあるが、そのものズバリについて書かれたものも交じっている。...

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白隠禅師坐禅和讃-4

◎ノン・デュアリティでもない 『因果一如の門ひらけ 無二無三の道直し 無相の相を相として 行くも帰るも余所ならず 無念の念を念として 謡うも舞うも法の声 三昧無礙の空ひろく 四智円明の月さえん この時何をか求むべき 寂滅現前するゆえに 当所即ち蓮華国 この身即ち仏なり』...

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人の子に枕する所なし

◎絶対的孤独、そして神秘 マタイによる福音書8章20節 『イエスはその人に言われた、「狐には穴があり、空の鳥には巣がある。されど、人の子に枕する所なし」』 人の子とはイエスのこと。枕するところ、つまり家を求めるというのは、帰る家がないことを感づいている人に起こる。 帰る家がないことは、道元も芭蕉も同じ。 道元の遺偈 『五十四年 第一天を照らす...

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第三次世界大戦の組み合わせなど

◎大凶変じて一元に帰す 2017年初来の北朝鮮の核ICBM騒ぎは、第三次世界大戦の組み合わせを考える貴重な材料を提供してくれた。 おおざっぱに言えば、次のようなところか。北朝鮮には中国がつくが、ロシアは、中国寄りだが、反米ではある。もともと北朝鮮という国家はロシアが作ったものであり、ロシアにとっても東の不凍港という生命線ではある。...

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白隠の悟後の修行

◎上に向かって無上の悟りを求め 白隠のお婆々どのの粉引き歌に悟後の修行のことが書いてある。 沙石集によれば、春日明神が、笠置の解脱上人に告げて言うには、『たとえ天下の智者高僧といえども、菩提心ない者は、皆々魔道に落ちた。 それでは菩提心とは何か。上に向かって無上の悟りを求め、生きとし生けるものを教化救済することである(上求菩提、下化衆生)。』...

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身近な毒草

◎一線を越えた地球温暖化 東京近郊の宿泊施設には、ロハスな食事を提供する宿があって、その責任者が出てきて、宿の周りの植物を、手に取って、これは食べられる、これは毒、これは食べられるなどと語っているシーンをテレビで見かけた。...

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般若智灌頂

◎本人の修行の核心 灌頂といえば、なんだ儀礼かと思いがちであるが、後期インド密教の影響の強いチベット密教では、灌頂に行の核心が見られる。 チベット密教では、一般に四つの灌頂を立て、 1.瓶灌頂 (行者に目隠しさせて曼荼羅上に華を投げさせて、本尊を決める云々) 2.秘密灌頂...

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エーテル体と雷

◎雷電で世界を滅ぼさんとする 朝から熱風の吹く晩夏の一日の始まりである。 人間は、電気の肉体であり、電気とは神経や筋肉である。神経系とほぼ似た位置に経絡であるエーテル体がある。 エーテル体は半物質であって、物質の性質が半分であって、経絡であるが故に電気的な性質も有している。...

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倶胝、見知らぬ尼さんを引き寄せる

◎倶胝和尚の発心 倶胝和尚が、自分の庵でいつものように看経しようとしていたら、一人の見知らぬ尼さんが、笠をつけてわらじ履きのまま堂に上がり込んで、倶胝和尚の周りをぐるぐる回りながら、「(悟っているのならば)ちゃんとしたことを言えれば、笠を取りましょう」と。 あっけにとられて、何も言えない倶胝和尚。...

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勝海舟の禅

◎虚心坦懐、事変に処す 勝海舟は、19か20の時、島田先生から、剣術の奥義を極めるためには、まず禅だと言われて、手島の広徳寺に行って、大勢の坊さんと一緒に禅堂で坐禅を組んだ。 すると和尚が棒を持ってきて、いきなり坐禅をしている者の肩を叩く。すると片端から仰向けに倒れる者が沢山出た。...

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夢窓疎石のアートマン

◎アストラルでの訪中など 夢窓疎石は、天龍寺と相国寺の開山であって、日本の禅的芸術の源流でありながら、自分のことは、出来損ないのガキ(蕩子)と称していた。 夢窓疎石の詩 『客中偶作(旅にあってたまたま作る) 蕩子の生涯、貯蓄無し、 山雲渓月、これ青氈(せいせん)。 東西白く踏む一条の路、 途中と家舎の辺に在らず。 客中偶作 蕩子生涯無貯畜、 山雲渓月是青氈。 東西白踏一条路、 不在途中家舎辺。...

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一路居士

◎万事休すべし、如何なるか是れ一休 一路居士は、一休和尚の数少ないわけのわかった友人の一人。一路居士は、もと仁和寺の門主をされた方だが、和泉の国境に草庵を結んでいた。 その頃一休は、摂津の住吉におられ、一路居士を時々訪問していた。 一休が問うに、『万法路(みち)あり、如何なるか是れ一路』 一路『万事休すべし、如何なるか是れ一休』...

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