◎一事象から天下全体の動きを直観
康節は、梅花心易を創始した北宋の儒学者。
康節が、洛陽にあって、客と天津橋上を散歩をしていたら、突然杜鵑(ほととぎす)の声を聞いて、不機嫌になった。
客が理由を問うと、
康節「もともと洛陽には杜鵑はいない。ところが今洛陽にやってきた」
客「それは、どういうことですか」
康節「洛陽にはもともといない杜鵑が、南からやってきた。これは、気が南から北に流れていることを示す。
天下が治まろうとすれば地の気が北から南へ、乱れようとすれば南から北へ動くものである。よって、洛陽に杜鵑が現れたのは天下が乱れる兆候だ。」
果たしてこの後王安石の変法によって世は乱れる。
康節によれば、こうしたマクロな気の流れは、鳥が先に移り、次に草木が移るそうなので、今で言えば地球温暖化そのもの。
地球温暖化とは、地球全体で地の気が南から北へ動くものであって、地球全体が乱れる大ムーブメントの謂いとなる。
梅花心易では、一事象から天下全体の動きを直観したから凄いみたいな扱いではあるが、このような直観は現代人ならかなり働いているのではないか。それが現代人の進化というものだと思う。
康節は、梅花心易を創始した北宋の儒学者。
康節が、洛陽にあって、客と天津橋上を散歩をしていたら、突然杜鵑(ほととぎす)の声を聞いて、不機嫌になった。
客が理由を問うと、
康節「もともと洛陽には杜鵑はいない。ところが今洛陽にやってきた」
客「それは、どういうことですか」
康節「洛陽にはもともといない杜鵑が、南からやってきた。これは、気が南から北に流れていることを示す。
天下が治まろうとすれば地の気が北から南へ、乱れようとすれば南から北へ動くものである。よって、洛陽に杜鵑が現れたのは天下が乱れる兆候だ。」
果たしてこの後王安石の変法によって世は乱れる。
康節によれば、こうしたマクロな気の流れは、鳥が先に移り、次に草木が移るそうなので、今で言えば地球温暖化そのもの。
地球温暖化とは、地球全体で地の気が南から北へ動くものであって、地球全体が乱れる大ムーブメントの謂いとなる。
梅花心易では、一事象から天下全体の動きを直観したから凄いみたいな扱いではあるが、このような直観は現代人ならかなり働いているのではないか。それが現代人の進化というものだと思う。