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Channel: アヴァンギャルド精神世界
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ゲームとLINE

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◎意欲の低下と亡国

週刊新潮2015年11月5日号に「学力低下の元凶は『スマートフォン』だった」という記事が出た。これは、小中学生がスマホのゲームとLINEのやりすぎで、学習意欲が低下し、その結果、学力が低下しているという記事である。この弊は、当然に高校生、大学生、社会人に及ぶことは言うまでもない。

このブログは教育ブログではないので、学力低下にはあまり突っ込まないが、スマホで冥想時間を奪われていることは夙に書いてきている。この記事で注目したいのは、時間のことより意欲が低下していることである。

冥想を始めるにも意欲がないと始まらない。まず冥想の必要性をあらゆるジレンマを乗り越えて知的に理解する。そこで、冥想への意欲が沸く、そして坐るとなるのだが、意欲がこうした意欲吸収マシーンによって奪われてしまっては、冥想立国どころではない。この混乱を極める世界情勢の中で冥想立国できなければ、日本民族の将来の安寧はない。

『スマホのゲームとLINEのやりすぎ』は、ズバリ国難である。19世紀から20世紀にかけてお隣清国は、アヘンで国力を大いに毀損し、ついには王朝滅亡に至った。『スマホのゲームとLINEのやりすぎ』は、21世紀のアヘンである。

その中毒性はアヘンに等しく、人から意欲と時間と金を奪っていく点では人間の社会性を奪うという点でまたアヘンに似る。(バーチャル、SNSは社会に見えて、実は社会ではない。仮想現実、虚である)

またサーバーメンテの時間に人を解放するが、その時にはゲーム&LINEに対する軽微な禁断症状を呈する人もいる。公平に見れば、肉体的依存性から来る禁断症状については、アヘンとの比ではないが、精神的依存性については、常用するようになれば慢性中毒症状を起こし、脱力感、倦怠感を感じるようになるという点ではアヘンに近い。アヘンでは、やがて精神錯乱を伴う衰弱状態になってしまうが、ゲーム&LINEではそこまではならないが、それが、逆に影響範囲を拡大している原因になっている。

1960年代70年代には、ユダヤの家庭ではテレビの害毒を見抜き、子供にテレビを禁止していたともいうが、2010年代のユダヤの家庭では子供にスマホを禁止しているだろう。

スマホとはその利便性とは裏腹に、小人閑居して不善を為すではなく小人閑居してスマホをいじるのがメインの道具と成り果て、むしろ亡国の利器となったと言えよう。

旧満州大連には、アヘン窟大観園があり、身体が麻痺し精神が麻痺した人間は極寒の街路に放置された。いまやスマホのゲームとLINEに侵された人は、市井に生活しつつも、生きながらのゾンビと化す。

このスマホの害毒は日本だけの問題でなく世界的問題のようなので、この害毒に気が付いた人が騒ぎ立てる時期が来ているのではないか。

出口王仁三郎は、アセンションされる人には神マークを見た。聖書では額に印を押された者が神の国に入る。スマホのゲームとLINEにはまる人には、こうしたサインはつきにくいのではないか。

もっとも害だけ取り除いても、神に向かう方向性を直観しないと冥想には向かわないのだが・・・。


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