◎雑誌economist 2015の表紙
ドイツ銀行といえば欧州の代表的な金融機関。
ところが、2015年7-9月期(第3四半期)決算は、純損益が60億ユーロ(約8100億円)の赤字となった。これを踏まえ、2015年2016年と2年連続無配を発表。更にこの1年半の間に株価は45ユーロ(5850円)から26ユーロ(3380円)に下落している。また同銀行グループで23,000人の人員削減が実施されたという。
銀行のリストラが即破綻に結びつくものではないが、欧州景気の実態は、予想以上に悪く、この秋の習近平主席訪欧に対して英仏が土下座に近い外交を展開したのは、そうした背景があるのかもしれない。
2008年以降の世界的な過剰流動性は、株式と資源国に流れて繁栄を謳歌したが、手じまいにあたり、世界的に不況が襲っているが、ここにきてFRBも、フェデラルファンド(FF)金利の利上げの見送りを続けている。
さて今年の雑誌economist 2015 (日本語版は、2015 世界はこうなる The World in 2015 (日経BPムック))の表紙が、ビートルズのサージェント・ペッパーズのアルバムのもじりになっており、右下の2本の矢は地面に刺さり、その矢羽に「11.5」「11.3」とある。陰謀論好きの人々は、これを5月11日、3月11日と読んではずしたが、11月3日、11月5日と読めば、今週のことである。
歴史的に暴落は秋に起きているが、何もなければ結構なことである。
ドイツ銀行といえば欧州の代表的な金融機関。
ところが、2015年7-9月期(第3四半期)決算は、純損益が60億ユーロ(約8100億円)の赤字となった。これを踏まえ、2015年2016年と2年連続無配を発表。更にこの1年半の間に株価は45ユーロ(5850円)から26ユーロ(3380円)に下落している。また同銀行グループで23,000人の人員削減が実施されたという。
銀行のリストラが即破綻に結びつくものではないが、欧州景気の実態は、予想以上に悪く、この秋の習近平主席訪欧に対して英仏が土下座に近い外交を展開したのは、そうした背景があるのかもしれない。
2008年以降の世界的な過剰流動性は、株式と資源国に流れて繁栄を謳歌したが、手じまいにあたり、世界的に不況が襲っているが、ここにきてFRBも、フェデラルファンド(FF)金利の利上げの見送りを続けている。
さて今年の雑誌economist 2015 (日本語版は、2015 世界はこうなる The World in 2015 (日経BPムック))の表紙が、ビートルズのサージェント・ペッパーズのアルバムのもじりになっており、右下の2本の矢は地面に刺さり、その矢羽に「11.5」「11.3」とある。陰謀論好きの人々は、これを5月11日、3月11日と読んではずしたが、11月3日、11月5日と読めば、今週のことである。
歴史的に暴落は秋に起きているが、何もなければ結構なことである。