魔術師マーリンの予言
◎キリスト教の信仰は滅亡し ブリタニア列王史に魔術師マーリンの予言がある。予言に登場してくる地名は、ブリタニアが多いが、そうとばかりは言えないと思われる部分もある。何しろブリタニアは一度は世界を征服したのだから。 冒頭にブリタニアの山や谷は荒れ、キリスト教の信仰は滅亡して教会の廃墟が見られるというショッキングなシーンが見られる。...
View Article人への懺悔、神への懺悔
◎悪しきバイブレーションの伝播と後始末 キリスト教会では告解室があって、人への懺悔が行われる。聖職者への告白を通して、その罪における神からの赦しと和解を得るという理屈づけである。仏教でも懺悔はあって他の僧に行うものである。...
View Article21世紀の黒船到来
◎米イージス駆逐艦の南沙諸島の中国拠点への派遣 米海軍がイージス駆逐艦「ラッセン」を、南シナ海のスプラトリー(中国名・南沙)諸島で中国が建設している人工島の12カイリ(約22キロ)内に26日夜(日本時間27日午前)、派遣した。...
View Article天災と人為
◎マクロの禊払と報恩感謝 真言密教の国家鎮護の後七日御修法は、この1200年、宮中において執り行われたり行われなかったり。 一方、時代が固定化し、人間が堕落し、奢侈淫逸に流れ、爛熟の弊風が世の中に充満すれば、日本では不思議に大地震が起こり、メガ・レベルの禊払いを行うのが、神国の神国たる所以である。...
View Article此の道や 行人なしに秋の暮
◎帰る家がない 覚者の絶対的孤独感は、それが、絶対的であるがゆえに理解されにくい。 此の道や 行人(ゆくひと)なしに秋の暮 これは松尾芭蕉の句。これだけ読めば、宵闇漂う舗装されていない道を宿へと急ぐ自分の寂寥感の表出であるだけの句である。...
View Article康節が天津橋で杜鵑を聞く
◎一事象から天下全体の動きを直観 康節は、梅花心易を創始した北宋の儒学者。 康節が、洛陽にあって、客と天津橋上を散歩をしていたら、突然杜鵑(ほととぎす)の声を聞いて、不機嫌になった。 客が理由を問うと、 康節「もともと洛陽には杜鵑はいない。ところが今洛陽にやってきた」 客「それは、どういうことですか」...
View ArticleゲームとLINE
◎意欲の低下と亡国 週刊新潮2015年11月5日号に「学力低下の元凶は『スマートフォン』だった」という記事が出た。これは、小中学生がスマホのゲームとLINEのやりすぎで、学習意欲が低下し、その結果、学力が低下しているという記事である。この弊は、当然に高校生、大学生、社会人に及ぶことは言うまでもない。...
View Article日の神
◎二重の意義 出口王仁三郎の日の神。 古事記に従って、日の神(天照皇大神、神界主宰)と月の光(月読命、幽界主宰)を別のものとして置き、かたや幽界神界共通の日の神もあるとするのは妙なことだと思っていた。...
View Article本当の言霊学
◎内臓をあまり痛めない 出口王仁三郎の随筆「玉鏡」(昭和8年)から 「言霊学の中興の祖中村孝道の言霊学は一言一義に近いもので覚えやすい。 大石凝真寿美になつては一言多義になつた。 本当の言霊学を用ひたのは弘法大師位のもので、真言といふのは言霊のことである。 弘法大師は「ア」が元で一切は「ア」から現はれたといふので、阿字本義を提唱したが、実際は◎「ス」から出て来たものである。」...
View Articleこの世界が消えたあとの科学文明のつくりかた
◎技術の復興と精神文明の復興 「この世界が消えたあとの科学文明のつくりかた/ルイス・ダートネル/河出書房新社」は、いわゆるサバイバルものとは一線を画している。というのは、過去のサバイバルものは、その地域を抜け出せば外部には文明世界が広がっていることを前提としていたのに対し、本書では、文明そのものが崩壊した際に技術そのものをどの程度再生できるかの可能性が考証されているからである。...
View ArticleNHKスペシャル 盗まれた最高機密 ~原爆・スパイ戦の真実~
◎原爆開発から人類の自殺 現在も世界には1万5千発以上の核兵器が存在し、敵国の生存機能、生産機能のほとんどを破壊できるように24時間スタンバイされている。この番組は、最初の原爆開発から、原爆投下について主に追った番組であって、いくつかのわかりやすすぎる解釈にいささかの違和感を覚えた。...
View Article知られざる日露の二百年
◎軍事政策は平和ボケした外交と同様に無原則 対ソ連、対ロシアの情報に関しては、基礎となる事実についてあまりにも公表されていない件が多く、常に群盲象をなでるが如き気分で、時々出るマスコミ報道に接するのが一般的ではないだろうか。 「知られざる日露の二百年/アレクセイ・A・キリチェンコ/現代思潮新社」は、これらの蒙を一部晴らしてくれる。...
View Article冥想フリーク盤珪
◎モチベーションの高さ 盤珪は播州赤穂の人。最初は儒学塾に入り、大学の道は明徳を明らかにするということで、明徳を学んだが納得せず、浄土宗の寺で念仏三昧をやった。 次に真言宗の稲富山に30日間日参して、観世音に黙祷したというからには、観世音を観想するのを30日間やったのかもしれない。 17歳で赤穂の禅僧雲甫の下で得度、ここで数年を修行。20歳でこの寺を出て諸国を冥想修行の旅に出た。...
View Article魂の法則
◎チャネリングもの 「魂の法則/ヴィセント/ギリュム/ナチュラルスピリット」は、幽体離脱した著者が、あの世で老賢者に会って質疑を行う話。内容的にはチャネリングみたいなものであって、昔からこのパターンの書は出続けてきた。...
View Article古神道の選民
◎えらまれし人をあつむる笛の音の 次の時代に生き残った人が選民である。その時代は日本全体で2百万人なのかもしれないが・・・・。 次なる千年王国での選民の描写は、このいろは歌に尽きる。 えらまれし人のみ住める神の世は、戦ひも無く暗みも無く、 苦しみ迷ふ人も無く、饑え凍えたる人も無き、天明けく地豊に、 見る人毎に神心、曲津の潜む蔭も無し。 齢も長く病無く、眼涼しく顔清く、現世幽界隔て無く、...
View Article中国の大気汚染から呼吸法
◎体内の老廃物や不要エネルギーの除去 2015年11月7日、中国の瀋陽の大気中の「PM2.5」の値が一時、日本の環境基準の40倍にあたる1400を超えた。(日本の基準は、1年平均値 15μg/m3以下 かつ 1日平均値 35μg/m3以下)...
View Article物を物そのものとして見るという見方
◎心理的バランスを崩しやすい 人間は死んだら神や仏になると、漠然と考えられているのが東洋。人間は死んでも神や仏にならないと考えられているのが西洋。...
View Article本山博の行のストラクチャー
◎心と身体 クンダリーニ・ヨーガのピークは肉体死の状態からの復活というきわどいものであるが、その前段として本山博は、行の最初は肉体コントロールから入ると説く。...
View Article心空及第
◎碧巌録第42則 お寺の別称が選仏場。そこで見性した者だけが、心が空であるという体験とは言えない体験により及第とされる。 ホウ居士が、禅マスターの石頭に質問をぶつけた。「森羅万象とフレンドにならないのはどのような人ですか」 石頭は、それを言い終わらないうちに、ほう居士の口を手でふさいだ。 ホウ居士は、これで悟った。ホウ居士の頌...
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