◎世界樹のシンボル
古神道では、第一位が天御中主神。ところが自ら第二位とも第三位ともなって顕現する。
『天御中主神は、第一着手として、理想世界を造営せらるるが為めに、第二位の神と成って顕現された。これが霊系の祖神高皇産霊神である。この理想世界は即ち神霊界で、無論凡眼の観る能わざる所、凡智の察する能わざる所である。
ただ霊眼、霊智を以て之にのぞめば、天分に応じて程度の大小高下はあるが、其一端を窺知せしめられる。次ぎに天御中主神は、第三位の神となって顕現し、物質世界を造営された。これが体系の祖神神皇産霊神である。『創世記』には、神を称するに単に「エホバ」とのみは言わず、「エロヒム」の語を用いて居る。
エロヒムは即ち神々という事で、根源は一神だが、幾種にも顕現するから、この複数の語が必要なのである。』
(雑誌神霊界44号信仰の堕落から引用)
第二位は高皇産霊神、第三位が神皇産霊神で、それぞれが、天照大神を遣わし、豊受神を遣わし、古神道の三位が明らかになる。
『天照大神は造化の第二位の神から遣された理想世界の統治の神である。豊受神は物質世界の住民に食物を恵みて、そして天照大神の神業を助くるのである。さればこそ、この二柱の姫神は、内外両宮に祭られて、万民の信仰の中心となって居る。
日本の「創世記」によれば、天御中主神はエホバであるが、其神徳は隠れて見えない。樹木に譬うれば、地中に隠れたる根の如きものである。この根はやがて地上に顕現して、第二位、第三位の神と成った。第二位の神は即ち幹である、枝であるから、高皇産霊神の事を「高木の神」と謂い、又「カンロギの命」という。
次ぎに第三位の神は花である、実であるから、神皇産霊神の事を又「カンロミの命」という。又「産霊」ということは、即ち「ムスブ」の義である。第二位の神は理想を結んで、之を天照大神に委ね、第三位の神は物質を結んで、之を豊受大神に托したのである。』
(雑誌神霊界44号信仰の堕落から引用)
このように第一位が根、第二位が幹・枝、第三位が花実であるから、見事な世界樹のシンボルが成る。
古神道では、第一位が天御中主神。ところが自ら第二位とも第三位ともなって顕現する。
『天御中主神は、第一着手として、理想世界を造営せらるるが為めに、第二位の神と成って顕現された。これが霊系の祖神高皇産霊神である。この理想世界は即ち神霊界で、無論凡眼の観る能わざる所、凡智の察する能わざる所である。
ただ霊眼、霊智を以て之にのぞめば、天分に応じて程度の大小高下はあるが、其一端を窺知せしめられる。次ぎに天御中主神は、第三位の神となって顕現し、物質世界を造営された。これが体系の祖神神皇産霊神である。『創世記』には、神を称するに単に「エホバ」とのみは言わず、「エロヒム」の語を用いて居る。
エロヒムは即ち神々という事で、根源は一神だが、幾種にも顕現するから、この複数の語が必要なのである。』
(雑誌神霊界44号信仰の堕落から引用)
第二位は高皇産霊神、第三位が神皇産霊神で、それぞれが、天照大神を遣わし、豊受神を遣わし、古神道の三位が明らかになる。
『天照大神は造化の第二位の神から遣された理想世界の統治の神である。豊受神は物質世界の住民に食物を恵みて、そして天照大神の神業を助くるのである。さればこそ、この二柱の姫神は、内外両宮に祭られて、万民の信仰の中心となって居る。
日本の「創世記」によれば、天御中主神はエホバであるが、其神徳は隠れて見えない。樹木に譬うれば、地中に隠れたる根の如きものである。この根はやがて地上に顕現して、第二位、第三位の神と成った。第二位の神は即ち幹である、枝であるから、高皇産霊神の事を「高木の神」と謂い、又「カンロギの命」という。
次ぎに第三位の神は花である、実であるから、神皇産霊神の事を又「カンロミの命」という。又「産霊」ということは、即ち「ムスブ」の義である。第二位の神は理想を結んで、之を天照大神に委ね、第三位の神は物質を結んで、之を豊受大神に托したのである。』
(雑誌神霊界44号信仰の堕落から引用)
このように第一位が根、第二位が幹・枝、第三位が花実であるから、見事な世界樹のシンボルが成る。