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沓島(めしま)の謎

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◎沓島の沖の海戦

先年のNHKの大本教特集で冒頭に沓島が出てきた。沓島は日本海中の絶海の大きな岩の島。荒波に取り巻かれ、波止場も浜もなく、よく行こうと思ったものだくらいの島である。

沓島については、出口王仁三郎一行は、明治34年出雲大社を参拝し、ご神火と御前井の清水、社の砂を戴いてきた。その水を舞鶴の沓島より大海に投じてご神業を行った。(霊界物語第38巻第一四章沓島の段にその時の仔細が書かれている)

このご神業は、来る日露戦争の大難を小難に祀り変えるためという説明がなされている。

しかし沓島は、霊界物語に第一巻で出てくる他、霊界物語には繰り返し登場しており、沓島の意義は極めて重要なものであることが想像される。

そのひとつが、いろは歌の「ね」。これだけ読むと沓島の霊力により外国軍の侵略が簡単に一掃されるように思うが、事はそれほど単純ではなく、この島に埋め込まれているはずの珠が敵を覆滅させるはずが、何の効果もなく敗北を喫してしまったなど、霊界物語には、奇妙な沓島を巡るプロットが散りばめられている。
最近でも神州不滅な日本は、ABCD包囲陣により想像だにしなかった敗戦を迎えた。明治維新も外国からの侵略戦争こそなかったが、実質敗戦みたいなものだったかもしれない。

『ね
らう要所は対島に津軽、馬関海峡其次に、舞鶴軍港岸和田の間の軍備に眼を付けて、地勢要害取り調べ、又も越前敦賀より、尾張の半田に至るまで、国探(いぬ)を放ちて探索し、一挙に御国へ攻め寄せて、総ての活動中断し、日本を占領する企み。

夢でも見てるか夷国人、日本神国(やまとみくに)の敷嶋の、神の身魂を知らないか、鰐の如うなる口開けて、只一呑みと思ふても、日本男子の魂は、胸に填(つま)りて呑めないぞ。行きも戻りも成らないぞ。

綾部の錦の大本の、十里四方は宮の内、見事覚えが在るなれば、沓島の沖まで来て見よれ。

鋼鉄艦も潜艇も、丹後の海の埋め草に、一隻も残さず揺り沈め、日本兵士の忠勇と、出口の守の御威徳で、艮(うしとら)大神現はれて、三千世界を立直す、首途(かどで)の血祭り覚悟せよ。』
(出口王仁三郎のいろは歌から)



『朝日は照るとも曇るとも 千尋の海は干くとも
 世界は泥に浸るとも 誠の力は世を救ふ』


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