◎創造と破壊
帝京大学ラグビー部の岩出雅之監督の数分のNHKテレビのインタビューを見た。彼のチーム育成のテーマは「創造と破壊」であって、それはせんじ詰めれば、先輩と後輩の垣根を取り払って学年の上下をなくして、フランクに交流することであった。
その証拠として合宿所のトイレ掃除は3、4年がやるとか、合宿所は3人部屋くらいなのだが、必ず別学年が混在するなどのシーンを見せていた。
これを岩出監督自身が解説し、過去大学ラグビー選手として経験した過去の厳しい上下関係を自分が自分の中から「破壊」して、こうしたフランクな交流から相互理解、コミュニケーションの積み重ねによりラグビーが深まるみたいなことを言っていた。
こうした上下関係の無視は、実は簡単なことであるように見えて、既存の権威社会を真っ向から否定することであって、百害あって一利ないようにも見える。
ところが、その結果が大学選手権の7連覇であって、いまや何十年続いた早明ラグビー全盛時代は昔話となった。
精神世界では、アクアリアン・エイジ(宝瓶宮時代)と言われて久しく、それはフリー・セックス(婚姻に縛られない性的関係)ばかり喧伝されてきたきらいがある。しかし、アクアリアン・エイジの眼目の一つは、個々人が自ら覚醒し、そこで過去崇拝尊敬の対象で高嶺の花であった聖者覚者が、友人としてつきあってくれるという上下のない率直な人間関係の形成でる。
組織宗教にあっては、教祖たる聖者を同輩扱いするなど、不敬罪みたいなものであって許されることではない。ところが時代はそれを要求しているが、組織の論理で組織宗教である限りはまずそれはまずできない。
クリシュナムルティは過去組織宗教の教祖に祭り上げられるところだったが、それから逃げ出したというエピソードもあるが、そうした例は未だに少ない。キリスト教も仏教も21世紀になったがその組織はびくともしていない。
だから神の手が入ってくるということもあるのだろう。
さて岩出監督の見据えるところはラグビーのゴールではなく、人生のゴールというのは、良く見えていると思った。
帝京大学ラグビー部の岩出雅之監督の数分のNHKテレビのインタビューを見た。彼のチーム育成のテーマは「創造と破壊」であって、それはせんじ詰めれば、先輩と後輩の垣根を取り払って学年の上下をなくして、フランクに交流することであった。
その証拠として合宿所のトイレ掃除は3、4年がやるとか、合宿所は3人部屋くらいなのだが、必ず別学年が混在するなどのシーンを見せていた。
これを岩出監督自身が解説し、過去大学ラグビー選手として経験した過去の厳しい上下関係を自分が自分の中から「破壊」して、こうしたフランクな交流から相互理解、コミュニケーションの積み重ねによりラグビーが深まるみたいなことを言っていた。
こうした上下関係の無視は、実は簡単なことであるように見えて、既存の権威社会を真っ向から否定することであって、百害あって一利ないようにも見える。
ところが、その結果が大学選手権の7連覇であって、いまや何十年続いた早明ラグビー全盛時代は昔話となった。
精神世界では、アクアリアン・エイジ(宝瓶宮時代)と言われて久しく、それはフリー・セックス(婚姻に縛られない性的関係)ばかり喧伝されてきたきらいがある。しかし、アクアリアン・エイジの眼目の一つは、個々人が自ら覚醒し、そこで過去崇拝尊敬の対象で高嶺の花であった聖者覚者が、友人としてつきあってくれるという上下のない率直な人間関係の形成でる。
組織宗教にあっては、教祖たる聖者を同輩扱いするなど、不敬罪みたいなものであって許されることではない。ところが時代はそれを要求しているが、組織の論理で組織宗教である限りはまずそれはまずできない。
クリシュナムルティは過去組織宗教の教祖に祭り上げられるところだったが、それから逃げ出したというエピソードもあるが、そうした例は未だに少ない。キリスト教も仏教も21世紀になったがその組織はびくともしていない。
だから神の手が入ってくるということもあるのだろう。
さて岩出監督の見据えるところはラグビーのゴールではなく、人生のゴールというのは、良く見えていると思った。