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Channel: アヴァンギャルド精神世界
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沖正弘が地中で冬眠明けの人をさする

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呼吸停止脈拍停止

沖ヨーガの沖正弘が、昭和20年代にインドに渡って、14日間ほど地中に埋められたヨーガ行者を地下2メートル付近の土中から掘り起こした。

世間では、よく土中生活を何日かして生還した人が英雄の如く喧伝されるが、たいていは、土中で生存者として生活して、地上に上がって来たケースのようだ。ところがこれは、土中で生存生活したのではなく、仮死状態に陥り、蘇生措置を他人によって施されながら、運よく生還したケース。

当時インドで自己冬眠のできるヨーギは3人おり、その一人が実演した。このヨーギは50歳に近く2回目のチャレンジ。

行者の入った白布でぐるぐる巻きの木箱を暗いテントに運びこみ、布をはがす。木箱の中には、顔色も手足も死人のように青い冬眠行者。

周辺の20人の行者は、呪文を唱えながら彼の全身の油をすりこみ、塩水に浸した布で全身マッサージを開始。手足から始まって腹、胸、顔を移っていった。七人1セットで10分交替でやった。

沖氏もさするのに参加。肉体はひんやりして死体をさわっているようで、これで生き返るのだろうかという思いがよぎった途端、他のヨーギから、沖氏が生き返らないかもしれないという消極心のあることを見抜かれて、肉体マッサージからはずされた。

これを1時間半。続いて人工呼吸みたいなこともやり、冬眠者の痙攣が簡潔的に起こり、ふーっとため息のような呼吸が始まった。・・・・・・・呼吸していなかったのだ。

冬眠からの生還率は2割程度の由。
(以上出典:ヨガの楽園/沖正弘/カッパブックスP139-148)

沖氏は、このときヨーガには素人で、この行者の体験まで踏み込んでいないので、この行者が何を体験し何を語ったかは書かれていない。

それにしても、それにしてもクンダリーニ・ヨーガの究極は呼吸停止、脈拍停止だが、ハタ・トーガでも本当に呼吸停止・心拍停止までやるのですね。


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