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Channel: アヴァンギャルド精神世界
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寥(しず)かなる天一に入る

◎「排」という冥想 孟孫才はその母の死に際して、大げさに哭いたり、心も痛まず、葬式で哀しみもしなかったのにもかかわらず、魯国での彼の評判が落ちないのはおかしいと顔回が孔子に問う場面から始まる荘子の大宗師篇の一節がある。 その最後に、欠点を告げて暴くのは、笑うには及ばない。笑いを楽しむのは、物事を推移に任せるには及ばない。...

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終北国のこと-1

◎神の泉 列子の湯問篇5より。 『禹が治水のために全国を行脚していた時に、道に迷ってどこへ行けば良いのかわからなくなっり、誤ってある国に出た。その国は北海の北側に位置し、都から何千万里の距離かもわからなかった。その国の名を終北と云う。 その国はどこまで続いているか果てしもなく、風も吹かず、雨も降らず、霜や露も降りず、鳥も獣も虫も魚も、草も木もなく、生物は住んでいなかった。...

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握固

◎握固して、守一すれば 握固とは、幼児がにぎにぎをすることであって、道家の行法の一つ。ハタ・ヨーガにはにぎにぎはなく、さして重視されているわけでもない。そうすると、握固とは、指を握るにぎにぎのことではないのではないかと思う。 老子の第55章に「骨弱筋柔而握固=赤ん坊は骨が弱く、筋が柔らかで、その為に、その拳はまことに固く握ることができる。」という件があり、それで、にぎにぎのことだと言われてはいる。...

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道教のセックス冥想

◎房中術 道教には房中術がある。道蔵にある上清黄書過度儀によると、まず男は女の師のところを、女は男の師のところを訪問する。(異性マスターと弟子の交合修行なり) 静室に入って男は寅の方角と時刻の上に立ち(東北東・午前4時)、女は申の方角と時刻(西南西・午後4時)の上に立つ。...

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セクシュアル・メディテーション

◎自己の身心および他己の身心をして脱落せしむるなり 道家の房中術を俟つまでもなく、性愛をジャンプ台としてジャンプ・アウトできると見て、その可能性に言及した人物は、古来時折姿を見せる。しかし、それは、取り扱うものがものだけに、左道タントラや、真言立川流のように、全く宇宙意識、空、無、大神、ニルヴァーナなどとは全く違う方向に行きやすいものである。...

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白日昇天とマニュアル

◎最後の一ミリは自分で 淮南王劉安は、各地の道術の師を集め、神仙黄白の術に関する書物を編纂した。黄は、黄金、白は水銀。 淮南王劉安は、道を得て、家族と家屋それにペットの犬ともども昇天した。 彼らが白日昇天して山の上には、いまだに家屋の基礎が残っており、天気によっては空中から愛犬の鳴き声が聞こえてくるという。...

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崑崙山

◎天上中心への通路 崑崙山は、地形上は、中国の西南だが、霊的ビジョンでは、西北に位置する。 この位置は大地の中央であって、天帝の都邑の直下である。 淮南子地形訓には、崑崙山の中層の涼風に上れば不死、頂上の県圃に達すると霊となり風雨雷霆を叱咤できる、更に頂上上空に昇れば神であり天帝の玉座である、とある。 これにより、崑崙山は天上中心への通路たる霊山であることを知る。...

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マインド・コントロール、マインド・ビジネス、マインド・ハック、マンド・レイプ

◎その手法と発展...

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隠された両性具有

◎近代西欧文明の正常化と崩壊 マグレガー・メイザースは、自著ヴェールを脱いだカバラの序文で、聖書の翻訳者たちは、自分にはよくわかった理由のために、神が男にして女であるという事実を念入りに摘出しそれに関する表現を削除したと書いた。 聖書では、神とはひたすら父なる神であって、アダムとイブではアダムが先でイブが付属みたいに書かれている男性優位な世界観が展開されている。...

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カバラの両性具有

◎父と息子で作ったキリスト教文明 「ヴェールを脱いだカバラ/マグレガー・メイザース P62」によれば、 聖書の創世記第一章26節に 「神は言われた。「我々にかたどり、我々に似せて、人を造ろう」」とあることから、全能の神が、なぜだか複数であることを仄めかしている。 続く聖書の創世記第一章27節では、神が男女両性だから、人の男女を自分の似姿として作れるとする。...

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強制的かつ急激に現実認識の枠組みを変えられた人々

◎洗脳手法の金儲けへの応用 オウム真理教は、信者にLSDを投与して意識レベルを低下させ、そこに地獄だのハルマゲドンなどの独自の世界観を植え付け、マインド・コントロールを行った。こうして植え付けられた不安や恐怖は、しばしばPTSDを惹き起こす。...

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だまされやすい人

◎「人ながら」で騙される だまされやすい人を、自分が騙されたと気が付かないうちに騙すのが、現代のあらゆる商売の基本テクニックであると言って過言ではないだろう。 『だましの手口/西田公昭/PHP研究所 P35』に「詐欺や悪徳商法にだまされないために...

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努力、勤勉、謙虚をばかにする時代

◎うすら拝金教と表面のつくろいなど 努力、勤勉には時間がかかるし、やりたくないことを長期間、長時間にわたってやらなければいけないという心理的ストレスにさいなまれる。...

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沖正弘が地中で冬眠明けの人をさする

◎呼吸停止、脈拍停止 沖ヨーガの沖正弘が、昭和20年代にインドに渡って、14日間ほど地中に埋められたヨーガ行者を地下2メートル付近の土中から掘り起こした。...

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長寿者の2種

◎長い平和の時代と動物的長寿者 沖ヨーガの沖正弘は、インドで念入りに長寿者のことを観察し、長寿者には2種あることに気が付いた。それは、動物的長寿者と人間的長寿者。 人間的長寿者の条件は、 1.頭がぼけていないこと。 2.どんな環境にも適応していける工夫と能力が身についていること。...

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秘密集会タントラの神秘的な合一

◎涅槃に最も近い神秘的物質 エリアーデは、カーマ・ヨーガの聖典、秘密集会タントラ(グフヤサマージャ・タントラ)が、性交も涅槃の入り口であることを示す文献であることを指摘している。 『タントラの最も重要な文献の一つ、『グフヤサマージャ・タントラ』を注釈して、月称(チャンドラキールティ)とツォンカパは次の点を力説いしている。...

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世界観逆転のトイレ

◎快・不快の差を越える(浄穢不二) 秘密集会タントラを何年振りかで読んだが、改めて糞尿のオンパレードであった。こういう経典だと、日常感覚の人は不愉快に思うので、あまり先には読み進めないし、訳のわかった人だけが密意を感じ取り、なおも真意を追おうとするものだ。...

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卑怯なことをしてよい文化と悪い文化

◎毒殺の伝統と欧州 愛欲と遺産相続を原因として中世のヨーロッパ王室では、罪を受けない殺人や、あやしげな決闘、毒手袋、そして宮廷内での謀略が盛んにおこなわれた。...

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その健康で何を成し遂げるか

◎聖の面と俗の面 1950年代から60年代にかけて大気圏内で核実験が繰り返されて以降、確実に乳がんの発生は増えた。そのうえ福島原発事故を経て、日本人は放射能による脅威にさらされている。...

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植芝盛平の三種の神器と十種神宝

◎なにもかもなし(大虚空の丸) 合気道開祖植芝盛平の合気道の説明。 『「生あるものには必ず休みあり」休みの意義は生きる働きの生み所であります、四角の休み所を保つ場所であります。我々の身の内にはどなたにも三種の神宝と十種の神宝を与えられております。神が、一つの目的の大宇宙をつくられるに当たっては、大虚空をつくられています。何も無いということが大虚空の丸であってまた大虚空の目的であります。...

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