Quantcast
Channel: アヴァンギャルド精神世界
Viewing all articles
Browse latest Browse all 3535

ファティマの感覚と情動の操作

$
0
0
◎マインド・コントロール技術の進展

1917年ポルトガルの一寒村ファティマに聖母マリアが出現し、空中に強烈な閃光がきらめいて、光の中心に、小さな美しい貴婦人が出現したり、ブーンという蜂の羽音のようなものが聞こえたり、目撃者全員が爆発音を聞き、小さな雲がヒイラギの木のそばから昇って行くのを目にしたりした。

また銀白色の卵型物体が出現し、青空にゆっくりと上昇して聖母の出現に先立って閃光がきらめき、付近一帯にはバラの花のような奇妙な甘酸っぱい芳香がただよった。さらに銀色に輝く見慣れぬ太陽が出現し、周囲にはさまざまな色光が放射され、火の車のように回転するようなことがあった。

こうして有名なファティマ第三の秘密がミステリーとして現代にも語り継がれている。

ところが、このような超常的感覚現象は、現代の脳科学等を利用した技術で引き起こし得るところまで来ているように思われる。人工的に脳波に近い電磁波を照射して、知覚のゆがみや見当識障害を引き起こし、一種のトランスを惹き起こし、そこで適当なビジョン、イメージ、暗示を与えれば、疑似ファティマの奇蹟みたいなことが起こし得るところまできているようなのだ。

ファティマの一連の奇蹟には、最後5千人も集まり、見慣れぬ太陽のジグザグ運動まで目にしたらしいが、こうした感覚やビジョンの操作技術のない当時のことではあるが、人々は大きく情動を動かされ、最後の審判が到来すると恐れおののいた人もいたようだ。

未悟の人は、誰が覚者か、どれがまともな宗教かを見分けることもできないが、こうしたマインド・コントロール技術の進展で、自分の情動や感覚すらも信じられない時代に突入していることも一つの脅威である。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 3535

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>