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Channel: アヴァンギャルド精神世界
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ドン・ボスコの生活を変える7か条

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◎地上天国、千年王国の入り口

ドン・ボスコは、19世紀イタリアカトリック神父。ナポレオン後の政治的不安定の時代に、当時産業革命の影響で、イタリアでは、職のない若者が街で数々の悪事を行うことが多かった。リオ・デ・ジャネイロの治安が悪いというのは、もともと若者の失業、無業が多いということで、この不景気の日本も程度の差はあれ、状況は似たりよったりである。

ドン・ボスコは、こうした若者のために職業訓練校をつくり、かわいそうな若者たちを不品行と不敬虔から守る手助けをした。職業訓練校は今では珍しくないが、当時は徒弟制度のもとで、若者は、親方に叩かれたり殴られたり、下男下女同然にこき使われ、平均寿命も短かったようだ。

こういう篤志の人物は、篤志の出てくるところの根源に深く純粋なものを秘めている。


ドン・ボスコ(ジョバンニ・ボスコ)は、神学校に入った当初、「生活を変える7か条」を自ら定め、自分に課した。

『一、ダンス、演劇、見せ物を避ける
二、手品、曲芸、狩りは二度としない
三、飲食と睡眠の点で節制を守る
四、宗教書を愛読する
五、純潔に反する考え、談話、言葉、読書を避ける
六、毎日、黙想と霊的読書のひとときをもつ
七、毎日、ためになる出来事や考えを口に出して語る』
(完訳 ドン・ボスコ伝/テレジオ・ボスコ著/ドン・ボスコ社P115から引用)

シンプルである。シンプルであることは誰にでもわかるが、これにより外部からの余計な洗脳、悪い交友からの影響を受ける余地がなくなることのほうが、現代においては意義があることだと思う。

今なら、さしあたり、テレビは見ない、スマホは触らない、更に残った時間を冥想と宗教書の読書に充て、飲食と睡眠を節制するというようなところだろう。

地上天国、千年王国の入り口は、いつの時代もこういうところにあるのであって、巨富や強権力やマスコミの祭り上げるスターダムなどにあるのではない。

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