◎余剰心的エネルギーの調整へ
物理的エネルギーとは、石油、石炭、そして原子力が主たるものだが、先進国は後進国や、150年前の先進国の1千倍を消費するとする。先進国においては、その物理的エネルギーは、生存のために使われるのはごく一部であり、大半は、ぜいたくな生活のために消費される。先進国では当たり前とされる、冷暖房、洗濯機、テレビ、電子レンジ、マイカー・・・・。
原爆ができてからは、兵器のメイン・ストリームは核兵器となり、エネルギーは、人類の自殺のために用いられることが当然の世界ともなった。
金も人類の生存のために用いられるのは、全体のごく一部で、為替相場の変動理由を聞くとよく出てくる実需というのが、生存のための部分。生存目的以外の金は、実需の20倍ともそれ以上とも言われ、これが投機。世界の金の大半は資金運用という美名のもとにゼロサムのギャンブルに投じられている。
食料の用途は原則食べるだけだが、21世紀になって穀物燃料で車を走らせるバイオ燃料が盛んになったことで、発展途上国と先進国の一人一日の食事エネルギー供給量の格差は広がった。一人一日の食事エネルギー供給量では、北朝鮮は2000kcalちょっとなのに、日本は約2800kcal、アメリカは、約3800kcal。
食料をガソリン代わりに使うのはバチ当たりな発想だと思う人は多いのではないか。でも本来食べられないものや普通には人が食べないで捨てている部分や材料から作られるサプリメントを食するのも逆の意味で怖いと思う。
こうして食料も浪費され、先進国が本来の必要以上に浪費している。
そして寿命。一人当たりのエネルギー消費量が高い中東産油国や先進国は、平均寿命が70歳を超えるが、一人当たりのエネルギー消費量が低い低開発国では、平均寿命が30台、40台の国はざらにある。このように先進国等では生活での高い消費エネルギーが長寿を支えてきたが、それもせいぜい平均寿命90歳までが頂点であることが見えてきた。
石油、石炭、原子力が長期間止まる大峠の時期には、それだけでも平均寿命は短くなるのだろう。
こうしてエネルギー、金、食糧の実質的な浪費で支えられている日本人は幸せかというと、貧困化が広がり、家庭は半ば崩壊し、限られた集中力は、マスコミや手許のスマホなどから無駄な情報の洪水と宣伝で浪費され、正気すらも脅かされている。
本来肉体の体力の余剰は心的エネルギーを増加させる。その心的エネルギーを人間の進化に向かわせようとするのが宗教の本義だが、この近代西欧文明は、エネルギー、金、食料の大量投入で高まった心的エネルギーのはけ口を金儲けやセックスや娯楽という平板なレベルのもので摩耗させ、本来もっと鋭敏たるべき感性を鈍麻させ続けている。これでは精神病者が大量に出るのは当然である。
余剰心的エネルギーには、本来流されるべきルートがある。それを調整するのが冥想。まともな社会はまず日々の冥想から。
物理的エネルギーとは、石油、石炭、そして原子力が主たるものだが、先進国は後進国や、150年前の先進国の1千倍を消費するとする。先進国においては、その物理的エネルギーは、生存のために使われるのはごく一部であり、大半は、ぜいたくな生活のために消費される。先進国では当たり前とされる、冷暖房、洗濯機、テレビ、電子レンジ、マイカー・・・・。
原爆ができてからは、兵器のメイン・ストリームは核兵器となり、エネルギーは、人類の自殺のために用いられることが当然の世界ともなった。
金も人類の生存のために用いられるのは、全体のごく一部で、為替相場の変動理由を聞くとよく出てくる実需というのが、生存のための部分。生存目的以外の金は、実需の20倍ともそれ以上とも言われ、これが投機。世界の金の大半は資金運用という美名のもとにゼロサムのギャンブルに投じられている。
食料の用途は原則食べるだけだが、21世紀になって穀物燃料で車を走らせるバイオ燃料が盛んになったことで、発展途上国と先進国の一人一日の食事エネルギー供給量の格差は広がった。一人一日の食事エネルギー供給量では、北朝鮮は2000kcalちょっとなのに、日本は約2800kcal、アメリカは、約3800kcal。
食料をガソリン代わりに使うのはバチ当たりな発想だと思う人は多いのではないか。でも本来食べられないものや普通には人が食べないで捨てている部分や材料から作られるサプリメントを食するのも逆の意味で怖いと思う。
こうして食料も浪費され、先進国が本来の必要以上に浪費している。
そして寿命。一人当たりのエネルギー消費量が高い中東産油国や先進国は、平均寿命が70歳を超えるが、一人当たりのエネルギー消費量が低い低開発国では、平均寿命が30台、40台の国はざらにある。このように先進国等では生活での高い消費エネルギーが長寿を支えてきたが、それもせいぜい平均寿命90歳までが頂点であることが見えてきた。
石油、石炭、原子力が長期間止まる大峠の時期には、それだけでも平均寿命は短くなるのだろう。
こうしてエネルギー、金、食糧の実質的な浪費で支えられている日本人は幸せかというと、貧困化が広がり、家庭は半ば崩壊し、限られた集中力は、マスコミや手許のスマホなどから無駄な情報の洪水と宣伝で浪費され、正気すらも脅かされている。
本来肉体の体力の余剰は心的エネルギーを増加させる。その心的エネルギーを人間の進化に向かわせようとするのが宗教の本義だが、この近代西欧文明は、エネルギー、金、食料の大量投入で高まった心的エネルギーのはけ口を金儲けやセックスや娯楽という平板なレベルのもので摩耗させ、本来もっと鋭敏たるべき感性を鈍麻させ続けている。これでは精神病者が大量に出るのは当然である。
余剰心的エネルギーには、本来流されるべきルートがある。それを調整するのが冥想。まともな社会はまず日々の冥想から。